
はじめに 前回のコラム「対コロナ、危機発生時の財務戦略」では、危機発生時の財務戦略についてどのように対応するべきかをお伝えしました。 以下はサマリーです。 (1)リーマンショックのときの事例 筆者が過去に経験したリーマン

決算期が終わり、2か月が過ぎた頃、金融機関の方に決算書の提出お願いを受けるケースは皆様よくご経験されるかと思います。 金融機関では、決算書を見るときにどのようなところに注目しているでしょうか。 まず、企業が財務活動を通して資金

金融機関が喜ぶ計画、最後に「たった1つ」の注意点があります 前回までのコラムでは、この市況でも融資を2倍速で通過させるための事業計画は、 (1)「財務ことば」による定量情報の抜き出し・整理がなされており、 (2)「3分割の法則

融資が早く通る計画は、常に「ある3つの要素」が明確化されている? 前回は、融資を最速で通す事業計画は、きわめて丁寧に、金融機関目線で情報が整理されているという話をし、その整理の手法として「財務ことば」の選定(≒企業が考えている計画

いかに融資を早く通す計画を作るか。その第一歩は「財務ことば(数値化・構造化)」だった 前回は、「融資を2倍速で通す事業計画の3つの秘訣」に関してご紹介しました。 ◎前回の内容はこちら 今回はそのうち最初に取り組むべき「

コロナ融資時の金融機関の対応 コロナ市況も次第に次のフェーズへ。状況に左右されず2倍速で融資を受けるコツとは? 「では、試算表、資金繰り表、事業計画、借入明細をご提出いただき…」 企業の資金繰りというのは刻一刻と変化し、こうした市

前々回から前回にかけて、「経営者と銀行 なぜお互いに理解できないのか」という疑問に対して、「経営者の視点」「銀行員の視点」それぞれについて整理し、なぜすれ違いが生じてしまうのかを紐といてきました。 前々回の内容はこちら 前回の内容は

前回、「経営者と銀行 なぜお互いに理解できないのか」という疑問に対して、まず経営者の視点について、まとめさせていただきました。 前回の内容はこちら 今回は、「銀行員の視点」から経営者と銀行、両者のすれ違いについて紐といていきます。

「銀行はなぜうちのことを良くわかっていないのか」と経営者が言えば、 「中小企業の社長は銀行のことをよくわかっていない」と銀行員が返す。 この話はあくまで一例ですが、私たち、コンサルタントという立場で経営者や銀行員の方と接すると、上記のよ

はじめに 「2000年以降、日本の中小企業経営者にとって、一番大きな経営の危機事象は何だったでしょうか?」 そう問われたとき、様々な答えがあるでしょうが、私は自信をもって『リーマンショック』だったと答えます。 2008年9