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金融機関との付き合いは一行だけで大丈夫でしょうかとこういう質問も多くいただきます。
金融機関と一行取引をすると複数取引したほうがいいのかと
どちらがいいのかというの考える上で見ないといけないポイント、
考えないといけないポイントが三つあります。
一つ目がまず借入条件です。
一行取引をしている企業と複数行と取引している企業比べると、
やはり借り入れ条件は複数行と取引してるほうが条件も良くなりやすいです。
例えば金利であれば、複数行の方が安くなりやすいですし、
例えば担保や担保の設定具合なども複数行と取引しているほうが、
無担保で借入している額の総額が多いなどは、やはりあります。
借り入れ条件が悪くなってしまう、というのが一行取引のデメリットです。
二つ目が情報です。
金融機関は、たくさん情報持っています。
例えば不動産の情報、それこそ工場用地を探しているだとか、出店地を探しているというような不動産の情報というのを複数行と取引していれば、その金融機関それぞれから情報が得られます。
けれども一行としか取引していないと、そこからしか情報が得られません。
そのようなデメリットがあります。
そうして三つ目。
三つ目は融資と審査方針です。
よく支店長や審査部長等が代わると融資や審査の方針が変わってしまうということはよくあります。
ですので、一行しか取引していないと、その方針がガラッと変わっただけで、
例えば出店しようと思っていたのが調達できなくて出店できないなど、
とても影響受けてしまいます。
それが複数行と取引していると、もしその内の一行が審査方針が変わったとしても、
他の金融機関と取引していることでリスクヘッジができるという事で、
大きくこの三つがデメリットとなってきます。
ただし、一行取引は必ずしもだめかというと決してそうではなく、
特に最近は、地域金融機関信用金庫などでよく見られるのですけども、
金融機関がこの企業については腹をくくって面倒見ますということで、
他の金融機関の分も肩代わりして融資をするという事例も増えています。
これは一行取引になることで金融機関側としては支援しやすくなるわけです。
複数行と取引のある企業より、自分のところとしか取引のない企業の方が腹をくくって、
リスクを負って助けないといけないということで非常に支援をしやすくなるというのが現実的にあります。
そのようなパターンだと必ずしも一行取引は駄目だということではなく、一行取引でもいい面はあります。
今の会社の状況がどのようになっているのかというの判断にはなってきますが、
基本的には一行取引のデメリットは少なくないということを、
頭に入れておいていただければと思います。
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