セミナーレポート 「中小病院向け赤字脱却セミナーレポート」
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「経営陣が業績や経営数値を把握できていない」
「経営陣、現場、経理、医事の数字意識にバラつきがある」
「赤字の要因や脱却のためにはどの数字を改善すべきなのかわからない」
「金融機関が何を考えているかわからず、借入できるかどうか不安」
病院を経営されている皆様はこんなお悩みはありませんか?
今回のセミナーでは、そんなお悩みを抱えている病院経営者の方に向けて
赤字脱却のためのノウハウをお伝えしました。
その中から、【赤字脱却のための取り組み】に関してご紹介いたします。
赤字脱却のための取り組みには具体的に4つの実行すべきことがございます。
実行すべき取り組み
①資金調達
②管理数値と予実管理
③経費コントロール
④財務マネジメント・会議体の設計
①資金調達

【ポイント】
・手元現預金は月商約2か月分が必要。
・金融機関から正常先とみなされることで自社に有利な形で融資を受けることが出来る。
・多くの病院はキャッシュフローが悪くなる借り方をしているため、
プロパーでの資金調達が実現できるようになったタイミングで、

キャッシュフローが最大化される借り方に変えていく必要がある。
②管理数値と予実管理
【ポイント】
・BS、PL、CF、財務指標の4つの数値を見える化し、管理する。
~数値の見える化を行う理由~
・採用、設備投資、マーケティングへの投資を計画的・戦略的に行うため
・当座貸越の運用により資金繰りを安定させるため
・決算時に必要な利益を逆算するため
・投資可能な金額を把握するため
・先行して資金調達の打診を金融機関に行うため
③経費コントロール
【ポイント】
・経費の詳細を分析し、経費削減施策を検討することで、
月次ベースで経費削減施策の進捗状況を確認し、実行に繋げることが非常に重要。
④財務マネジメント・会議体の設計

【ポイント】
・各部門より情報を集約、会議体で進捗状況を確認。
各運営会議で実行に落とし込むことで財務体制をより強化することができる。
・金融機関の変化や制度融資、補助金などの情報が重要となるため、
そういった情報のリソースのためにも外部を上手に活用し、
さらに経理に財務機能を付加し、数字・財務に強い組織を作ることが重要。
まとめ
・病院の赤字脱却のポイントは、財務可視化、経費コントロール、先行資金調達の3つ。
・財務面は、手元現預金、資金調達、財務数値管理、月次試算表、経理、財務マネジメント
の6つの視点で見る。
・まずは赤字要因の分析を行い、利益を出すための数値計画を作成する。
・数字計画は経営会議にて月次で進捗確認を行い、予実管理できる仕組みを
会議体に落とし込む。
・経費削減が必要な病院は、経費の削減プランを作成し、
月次で進捗確認を行い成果に繋げる。
・赤字を脱却するためには、上記のように組織で財務を
マネジメントする仕組みの構築が必要。
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船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
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