財務トピックス(コンサルタントコラム)

経営の可視化で「攻め」も「守り」も実現する方法

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アフターコロナでも「お金の流れを見える化」し
攻めの財務を実現
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第2回は「経営の可視化で『攻め』も『守り』も実現する」をお伝えします。
前回の話でお金の流れが重要とお伝えしました。
お金の流れを最大化するために必要な準備をお伝えします。

突然ですが、皆さんは事業計画を作成されていますか?

そんなの当たり前だろ!
と思う方もいらっしゃるかと思います。

では、さらに質問を続けます。

B/S計画、CF(キャッシュフロー)計画は作成されていますか?
また、しっかりと計画の実績を確認されていますか?

そこまでは作ってないかな、実績管理もしてないよという方も多いかと思います。

なぜ、P/L計画だけではなく、B/S、CF計画まで作る必要があるのでしょうか?
なぜ、予実管理が重要なのでしょうか?

メリットをお伝えすることで、少し理解していただければと思います。

メリット①会社の体力が分かる
メリット②会社のお金の流れが分かる
メリット③どれくらい投資(資金調達)ができるか分かる

今回のように、新型コロナウイルスが発生し企業を取り巻く環境がたちどころに変化する状況においては、現状を適切に把握することが求められます。

メリット①会社の体力が分かる

みなさんも年に一度は健康診断をされるかと思います。
今年はダイエットして体重を5キロ減らすぞ!
血圧をどれくらいにするぞ!
という目標も現状の把握がまずはスタートになります。

今、現預金がいくらあって、営業活動が停止した場合でも6ヶ月は大丈夫!
今期、3億円の赤字でも会社は問題なく資金調達ができる!

など、会社の体力を知らなければ、このような見通しを立てることが出来ません。
定量的に判断するためにも、まずは自社の現状を適切に知ることが何より重要です。

会社の場合、まずは事業計画によって、現状を適切に把握することが第一歩になります。
さらに次のステップとしては、予実管理を実践することにより、適切に経営の舵取りをすることも出来ます。

先月と比べてどうか、前年と比べてとうか、売上の内訳はどのように変化したのか、粗利率は増えたのか、減ったのか、費用はどの項目で増えたのか、減ったのか、その要因はしっかりと把握できているのか、などなるべく早期に業績を把握することで、軌道修正が容易になります。
これが、決算が出てから対策するでは、遅すぎて手遅れになるケースもあります。

メリット②お金の流れが分かる

よく勘違いされるのですが、P/L=お金の流れではありません。
P/Lで残った最終の利益が会社に残るお金でもありません。
資産の増減などによっても会社の現預金は大きく変化します。

つまり、P/Lだけを見ていると会社にお金が残るのか残らないのか、
どれくらいの現預金を貯めることができるのか
などが分かりません。

CF計画を立てることにより、会社のお金の流れを予測することも可能になります。

今期はこれくらいの投資をして、売上もこれくらい上がるけど、人件費や経費もかかるし、これくらいの資金調達は必要かななど、お金の流れを把握することで、先手の対応が可能になります。

メリット③どれくらい投資(資金調達)が出来るか分かる

事業計画をP/L計画だけではなく、B/S計画まで作るメリットとしては、会社が融資を受けやすくなるということがあげられます。

なぜ、B/Sまで作ると融資を受けやすいと言えるのでしょうか。

それは、銀行はB/Sの指標を含めて融資を検討しているからです。
今回は割愛しますが、銀行が企業を格付(ランク付け)する際に重要とする指標が存在します。
その指標はB/Sまで作成しないと算出が出来ません。

つまり、B/S計画を作り、銀行目線を理解すれば、おのずと資金調達がどれくらい出来るかという目安を知ることが出来ます。

成長スピードを加速させるためには銀行からの融資をうまく活用して時間を買うという考えもできます。
そのためには銀行と良好な関係性を築くことが重要なポイントになります。
事業計画は銀行との関係性を良好に維持するツールとして利用していくことができます。

また、コロナ後には企業の倒産数の増加により、金融機関の審査が厳しくなることも予想されます。
自分の城を自分で守るためにも、事業計画により会社の将来像を示していくことで、相互理解を深める良いきっかけになります。

今回は、「経営の可視化で「攻め」も「守り」も実現する」についてお伝えしました。

今回、お伝え出来なかった「銀行の重要とする指標」に関して、下記のセミナーで詳しくお伝えいたします。
まずは、事業計画を作成し、自社の状況把握や資金調達を最大化していくための準備を進めていただけれ幸いでございます。

<関連セミナーのご紹介>
今回、全業種の経営者様向けに成長実現のための準備セミナーを実施いたします。
危機を乗り越え、次の成長機会をしっかりと掴み取りたいという経営者様は是非、ご参加を検討いただければ幸いでございます。


<開催概要>
1年で売上126%、営業利益227%。資金調達1.6倍!ヨシムラ・フード・ホールディングスに学ぶM&Aで成長を加速させる経営戦略

◆日程:9月14日(月) 13:00~16:30(12:30~受付)

◆場所:WEB開催

◆講座内容
第1講座①:M&Aで成長を加速させる経営戦略
第1講座②:ヨシムラ・フードHD×船井総研トークセッション
 講師 / 株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス 代表取締役 吉村元久氏

第2講座:積極的なM&Aを実現する資金調達手法
 講師 / 株式会社船井総合研究所 チームリーダー 竹村良太

第3講座:コロナ禍でのIPOの状況とIPO前後でのM&A戦略
 講師 / 株式会社船井総合研究所 シニアコンサルタント 宮井秀卓

第4講座:まとめ講座
 講師 / 株式会社船井総合研究所 ディレクター 宇都宮勉

参加のお申し込み、またはセミナーについて詳しく知りたい方はコチラから⇒
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/060052

※経営者若しくは財務責任者の方のみとさせていただきます。
※事業会社向けのセミナーでございますので、同業、競合等に該当する企業様のご参加をお断りさせて頂く場合がございます。
 予めご承知置き下さいませ。

【新型コロナウイルス感染症対策に伴うセミナーのWeb開催について】
2020年8月・9月に開催のセミナーは、Webによる開催を予定しております。
※今後の状況によって、変更させていただく場合がございます。
対象のセミナーにお申し込みをいただいたお客様に対しては、 メール・電話等により、参加方法等につきご案内をさせていただきます。
上記をご了承のうえ、お申し込みください。

◎次回の内容はこちらから

キャッシュフロー経営フォーラム
https://www.funaisoken.co.jp/study/023321

【この記事を書いたコンサルタント】
金融・M&A支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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