財務トピックス(コンサルタントコラム)

利益が出ているのにお金がない!?事例でわかる資金繰り管理の重要性と可能性(1)

第1章 そもそも資金繰りって何?

タイトルでも書いてあるように、利益が出ているのにお金が無いとはどういうことでしょう?
このタイトルの意味が分からないと思われる方も多く居られるかと思います。
今回の記事ではなぜ、利益が出ているのにお金が無くなるのかを分かりやすく事例ベースでお伝えしていきます。

皆さんに1つ質問があります。
資金繰りと聞いてどのようなものをイメージしますか?」

このコラムを読まれている方で資金繰りをそもそも初めて聞いた方は当然「そもそも資金繰りって何だ?」となり、資金繰りを知っている方は「日々のお金の動きを管理するんでしょ?」と思われる方が多いのではないでしょうか。

もちろんお金を管理することに関して間違いではないですが、実は資金繰り管理にはもっと可能性があるんです。

今回はそういった方々に資金繰りの面白さや資金繰りを管理することがなぜ重要なのか、そして資金繰り管理を活用したら今後何ができるようになるのかについて詳しく伝えていきます。

ここでそもそも資金繰りを知らない方のために資金繰りとは何なのかを簡単に説明します。

※そもそも資金繰りって何なの?

会社の現金や預金などの増減を管理して、資金がなくならないように調整することを言います。それらを管理するツールを資金繰り表と呼びます。

「なるほど、資金が無くならないように管理するんですね。」と感じていただければ幸いです。

そうすると次の疑問になると思います。

「お金が増える時と減るときはどんな時???」

こちらも簡単に説明をします。

※現金が増えるのはどんなとき?
→例えばモノやサービスを売り上げた時に受け取ったお金や、銀行からお金を借りたとき現金は増えます。

現金が減るのはどんな時?
→例えば材料を仕入れしたときに払ったお金や、建物を購入した時にお金が出ていったとき現金は減ります。

このように書いたら「なんだ、意外と資金繰り管理って簡単じゃん」と思われるかもしれません。
しかし、ここからが資金繰りの管理の難所ポイント1つ目が待ち構えています。

それは売上のタイミングと実際の入金のタイミングのズレです。
売上と実際の入金のズレとは一体何でしょう?

それはいわゆるモノやサービスを売り上げた時に現金で全てをその場で回収しないで後日回収をする売上債権と呼ばれる存在が大きな影響を与えています。

※売上債権とは
モノやサービス売り上げ後、まだ入金はされていないも、将来お金をもらえる権利のことです。

例 居酒屋の店主が常連客に対して「お代はまた今度で良いよ!」みたいなツケ払いのイメージです。

もちろん企業のつけ払い(売上債権は)回収の期日などを明確に設定するので回収ができなくなる可能性は町の居酒屋よりはかなり低いです。

しかし、今回大事なのは資金繰り(お金の動き)についてなのでその観点から見ていくと売上債権とは売上はしたのに入金はまだされていないといことになります。

確かに将来お金は入金されますが、今売り上げた段階では手元には先ほど売り上げた商品の売上金は1銭も回収できていないということになります。

次回、事例を用いて資金繰り予測の重要性とポイントについてご紹介します。

次回の内容はこちら

【この記事を書いたコンサルタント】
篠原弘樹

山口県山口市出身、税理士事務所を営む父の元で育つ。大学卒業後、(株)船井総合研究所に新卒入社。入社後は主に部門別管理や資金繰り管理といった財務体制構築に従事。葬儀、運送、福祉、オートといった様々な業界を専門としており、それぞれの業界特性を理解した各企業への提案には定評がある。趣味は、財務関連書籍の読書。

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