財務トピックス(コンサルタントコラム)

近大マグロの被害から見る資金繰り予測の重要性

皆様こんにちは。
船井総合研究所金融財務支援部の堀口です。

各地で大打撃を与えた台風から1カ月が経過しました。
本日は台風で大打撃を受けた一例として近大マグロの例を挙げて見ていきたいと思います。
日本経済新聞に下記の記事が掲載されていました。

近大マグロ250匹死ぬ 台風21号、被害1億円
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35168410Q8A910C1000000/
(以下:引用)
近畿大は10日、台風21号の影響で和歌山県串本町の施設が被災し、養殖していた「近大マグロ」約250匹が死に、約350匹がいけすから流失したと発表した。被害総額は約1億円という。
台風が接近した4日、沖合にある直径約30メートルのいけすが波でゆがんだことが原因で、窒息したり、傷ついたりしたとみられる。元の位置に固定するロープも切れ、いけす自体も約100メートル流された。重さ約30キロの出荷サイズに成長したクロマグロ約600匹を養殖していた。
近大は、2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功、04年に出荷を始めた。
他の施設でも養殖しており、近大マグロを提供する専門飲食店の運営に影響はないとしている。〔共同〕

マグロは決算上、固定資産に分類されるので近畿大の今期決算でB/S(貸借対照表)が大きく動くことは間違いがない状況です。
被害額は1億円ということですが、開発段階からの費用を含めると更に損失は膨らんでいくのではないでしょうか。
自然災害は本当に予測がつきません。
和歌山では特に今回の台風の被害が甚大で、お客様にも
「停電が続き、なかなか復旧しない。看板が飛んだ」等の被害があったとお聞きしました。
このお仕事をさせていただく上で財務コンサルティングというのはこういった時にもしっかり価値が出せるものではないかと思います。
今回の例が資金繰りが非常に厳しく、このマグロに会社の命運がかかっているというお客様だった場合、会社存続において非常に厳しい判断を迫られる可能性があります。
しかし、事前に資金繰りを予測し何かあった時に備えてキャッシュを持っていくことは本当に大事だと思います。
中小企業の場合、半年後、1年後の資金を予測されている方は少ないのではないでしょうか。
あってから後悔するのではなく、1年先のキャッシュを予測した上で先手先手で資金を準備しておく重要さを感じさせられた今回の記事でした。

【この記事を書いたコンサルタント】
堀口 拓矢

地方銀行に入行後約2年半、中小企業向けの融資営業に従事。
500社以上の中小企業のオーナーと相対し、多岐にわたる課題に対して、顧客目線での解決に向けたソリューション提案を行ってきたことが強み。常に経営者目線を追及し、経営者とともに成長することを信念としている。現在は前職での財務の知識を中心に、経営者と同じ方向性を見ながら企業の成長過程をバックアップしている。

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