財務トピックス(コンサルタントコラム)

◤【コラム】セミナーレポート「千葉県シェア№1の社長が語るセミナー」

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いつもコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本コラムをご購読いただいている経営者の皆様、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?

「売上○○億を突破したいが、資金繰りに不安がある…」
「中堅企業化を目指すための財務戦略が分からない…」
「コロナ禍で自社の成長が鈍化している」

今回は今年7月に開催した「千葉県シェアNo.1の社長が語る事業構築セミナー」より、 資金繰り破綻寸前・銀行取引停止という危機的状況から 「千葉県No.1」のリフォーム会社となった 「株式会社 グリーンランド」という会社の事例と成功の秘訣をお伝えしたいと思います。

資金繰り破綻寸前から「千葉県NO.1企業」になるまでの道のり

株式会社グリーンランドは、売上高29億円を突破した、
千葉県で売上高NO.1のリフォーム会社です。

しかし当社の成長の裏には、数々の危機的状況がありました。

創業後の当社は、自社の体力を超えた積極的な投資による成長を図ったために、
・創業後5年で売上10億を突破したものの、社員の急激な増加によって社内管理体制が伴わない
・取引行が地銀1行のみであり、業績悪化のタイミングで融資取引が完全ストップ
・資金繰り破綻寸前で14億円まで行った売上が8億円に低下し、成長スピードが鈍化
・社員数も77名から30名に半減
という状況に陥ってしまいました。

さらに、銀行から支援を受けられない状況が7年も続いてしまったのです。

しかし、この状況に屈することなく
・リフォームブランドの刷新
・新築事業部の立ち上げ
等を根気強く実施し徐々に売上を回復させました。

会社を立て直すためには、もちろん財務体制の構築も必要です。
無保証での調達や、リフォーム会社では難しいされている当座貸越開設を実現し
能動的に投資ができる体制を整えたことで
10年で約20億の売上増加に成功、千葉県NO.1のリフォーム会社の称号を手に入れることができたのです!

中堅企業化を目指すために解決すべき課題

グリーンランドの事例をご紹介する前に、中堅企業化を目指すためにクリアすべき課題を整理してみたいと思います。

中堅企業化を図るためには、中小企業の体制から中堅企業の体制へ移行していく必要があります。以下の項目は一例ですが、中堅企業化を目指すにあたり直面しうる課題です。

①売上の目標設定
 例えば、売上1億円の会社の10%アップは1,000万円ですが、売上10億円の会社の10%アップは1億円であり、同じ「10%」でも意味が異なります。中堅企業化を目指すためには、“率”よりも“額”で見る必要があります。

②資金調達
 資金調達が成長のネックとなる可能性もあります。売上を伸ばすためには投資額が上がるこれまでのファイナンス方法だと追いつかないため、金融機関との付き合い方も含め資金調達方法を見直す必要があります。

③管理部門の人材不足
 企業規模拡大に伴い、営業部門よりも管理部門の人材不足が顕著になってくるため、管理体制を整えなければなりません。

④社長の立ち位置の変化
 会社の規模が大きくなると、全て社長一人ではこなすのは限界があり、一人で行うと全て中途半端になってしまいます。人・部門の増加により社長の考え方が細部にまで伝わらなくなる恐れもあります。

まずは、自社がどのレベルであるかを正しく認識し、課題を整理するところから始めましょう。

次章は、グリーンランドの事例から、当社が危機的状況から盤石な財務体制を構築し中堅企業化を図ることができた秘訣を詳しく解説していきます。

グリーンランドの財務体制構築 成功の秘訣

創業後様々な課題に直面した株式会社グリーンランド。
財務体制構築の成功は、一足飛びでなされたものではありません。

<当社の取り組み>
①試算表早期化&資金繰りの管理
 経理人材の強化と仕組化によって試算表の早期化を図り、上場企業レベル(〆後5日)での試算表完成を実現しました。また、急激な事業拡大により乱れていた資金繰りを管理し、数字ベースでの経営判断ができる体制へと移行を図りました。

②部門別事業計画策定
 過去実績・部門別実績の分析により、根拠のない売上目標から事業計画ベースの実現可能性の高い計画の策定を実現させ、従業員の意識に変化が生まれました。事業計画が組織に落とし込まれることで、会社全体で計画達成へ舵を切ることができたのです。

③調達構造の改善
 外部コンサルティング会社を活用し、金融機関取引とキャッシュフローの改善を行い、当座貸越の開設、無保証化を実現しました。
具体的には、
⑴まず自社のビジネスモデルにあった借入手法を理解
⑵自社にあった金融機関を選定したうえで取引行増加
⑶金融機関同士の競争環境を整えることで取引拡大&条件改善!!
のステップを踏み金融機関との複数行取引を実施した結果、有事の際でも資金のバックアップが可能な体制を構築でき、より事業拡大を図りやすくなりました。

 このように、上記の取り組みを一つ一つ重ね、数字的根拠、資金状態から投資判断が可能となり、複数店舗出店、人材採用を積極的に実施した結果、9年で県内トップ企業に成長することができたのです!

まとめ

如何でしたでしょうか?

中堅企業化を目指すためには、自社の立ち位置を把握し、中小企業の体制から中堅企業の体制へ移行する必要があります。

中堅企業化への一歩を踏み出せずにいる経営者様は、是非一度ご相談くださいませ。
◎財務に関する無料経営相談はこちらから

お読みいただき、ありがとうございました。

【この記事を書いたコンサルタント】
金融・M&A支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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