財務トピックス(コンサルタントコラム)

一族経営が行きついた先と今後の展望

皆様こんにちは。

船井総合研究所金融財務支援部の堀口です。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

ここ一カ月はスルガ銀行の話に多く触れてきましたが、その最終章として

スルガ銀、創業家経営120年に幕 攻め過ぎの源流は?

「中興の祖」不適切融資で引責辞任へ との記事が日本経済新聞に掲載されていましたので見ていきたいと思います。

(以下引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34655350X20C18A8000000/)

スルガ銀行の岡野光喜会長が辞任する意向を固めたことが27日、明らかになった。岡野家は1895年のスルガ銀設立以来、一貫して経営トップを輩出してきた。岡野会長は1985年に頭取に就任し、個人向け融資を主軸にしたユニークな戦略を主導した「中興の祖」。だが、投資用不動産への不適切な融資の責任を取り、120年あまり続いた創業家経営に幕をおろす。重しを失うスルガ銀はどこに向かうか。

静岡県沼津市。沼津駅から北に車で20分ほど走ると、沼津青野支店がみえてくる。スルガ銀の創業の地。近隣の岡野公園には、創業者・岡野喜太郎氏の像が建っている。1895年発足当時の資本金は1万円。規模は全国で最も小さかった。創業者の岡野喜太郎氏は1965年に101歳で逝去するまで経営に関わり、62年間頭取を務めた。スルガ銀のトップは世襲が慣行になった。

 

地方銀行でも高い収益率を誇ってきたスルガ銀行の創業家がついに経営から離れることになりました。

創業家経営120年は日本全国見ても、異例ではないでしょうか。

1895年発足当時は資本金が1万円と今では到底イメージしづらい金額ですが、コツコツと顧客の信頼を獲得し、地元の有力企業に成長し、全国の地方銀行を見渡しても高い収益率を誇る金融機関に成長していきました。

地方銀行のトップの入れ替えは多くありますが、このような形でトップが入れ替わってしまうのは少し残念ですね。

特に個人向け融資を主軸にしたユニークな戦略を主導した「中興の祖」である岡野氏の辞任には大きな反響があると思います。

一番不安なのは地元でお取引があるお客様かと思います。

生存競争が激化している地方銀行業界の中での問題は今後の存続問題にも大きくかかわってくるかと思います。

静岡銀行、清水銀行と他の地元の金融機関に取引を移す方もいらっしゃるでしょう。

今後の動きに引き続き注視していきたいと思います。

【この記事を書いたコンサルタント】
堀口 拓矢

地方銀行に入行後約2年半、中小企業向けの融資営業に従事。
500社以上の中小企業のオーナーと相対し、多岐にわたる課題に対して、顧客目線での解決に向けたソリューション提案を行ってきたことが強み。常に経営者目線を追及し、経営者とともに成長することを信念としている。現在は前職での財務の知識を中心に、経営者と同じ方向性を見ながら企業の成長過程をバックアップしている。

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