財務トピックス(コンサルタントコラム)

戦略財務経営フォーラム7月例会プレイバック(7月例会振返り)

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本コラムでは2021年7月9日(金)開催の「戦略財務経営フォーラム」の振り返りです。

7月例会では、田中電子株式会社 代表取締役社長執行役員 田中秀司様を特別ゲストにお招きし、「大型資金調達を実現する組織化×財務戦略」をテーマに、以下の3講座でお送りしました。

第一講座 社長の‟時間配分‟が業績を決める グレカン受賞経営者が語る成長戦略

第二講座 自社を最高益に導く‟参謀”の作り方(財務編)

第三講座 レベル別 明日から取り組む中堅企業化の手引き

田中電子株式会社様とは??

・au、UQ等の通信機器販売代理店として業界トップ層
・コロナ禍でも、創業30年以上の歴史で最高益を達成
・船井総研「組織力診断」従業員300人で審査最高評価
・財務責任者20代で、既に予実管理の仕組み構築済
・グレートカンパニーアワード「働く社員が誇りを感じる会社賞」受賞!!!

第一講座:社長の‟時間配分‟が業績を決める グレカン受賞経営者が語る成長戦略

第一講座では、「社長の‟時間配分‟が業績を決める グレカン受賞経営者が語る成長戦略」と題しまして、田中電子株式会社 代表取締役社長執行役員 田中秀司様にご登壇いただきました。

社長には、事業戦略立案&実行管理、従業員に向けての社員教育、主要取引先との面談や交渉業務・人材採用…などやるべき仕事が山のようにあるかと思います。成長企業を作っていくために、社長は何に注力する必要があるのでしょうか?

⒈ 社長の「得意」は強い「差別化要素」に
・自社の差別化要素は、社長自身が得意な部分で作りこむ
・「得意分野」を早い段階での分業・委任せず、社長が時間を掛けてでも伸ばしていく
⒉ 社長の「不得意」は「外部」で上手く補う
・経営者と共に成長できる、機動力ある担当を探す
・外部人材を活用し、最終的には内製化を試みる
⒊ 100年後の経営まで見通した戦略を立てる
・現政権は、100年後の自社にも責任を持ち中長期的な戦略を立てる必要がある
→人材育成や財務等の管理体制も重要

実際、田中秀司社長は、社長自身が得意とする営業や人材育成等に力を入れ、自ら毎週全社員向けの研修を行っている一方で、前職でご経験がなかった経理や財務等のバックオフィス業務は、社外人材を活用し経理担当者をCFOへと内製化されています。
社長としてどの業務が得意で今後伸ばしていくべきなのか、他者に委任すべき業務はどれなのか、をしっかり見極め、中長期的な成長戦略を描いていただければと思います。

第二講座 自社を最高益に導く‟参謀”の作り方(財務編)

第二講座では、「自社を最高益に導く‟参謀”の作り方(財務編)」と題しまして、第一講座で田中社長にお話いただいた事例を外部人材目線で分析・解説いたしました。

今回のフォーラムのテーマである「大型資金調達を実現する組織化×財務戦略」を達成するためには、どのような点に留意する必要があるのでしょうか?

⒈ アウトソース人材は「立場を変えさせる」
 ・企業成長に応じて、適切な人材を適切な位置に配置する
 ・外部人材は、業務代行→業務協力→アドバイザーへの変化を意識
⒉ 金融取引は「タイミングと順番」で決まる
 ・準備が出来るだけの素地を就任1年目で整え切った
 ・「財務イベント」を意識して大型資金調達も実現
⒊ 中長期目線は短期目線あってこそ活きる
 ・100年推進企業の“根っこ”が完璧に整備できていた
 ・業績の細かな「変数管理」が100年経営を実現する

田中電子様は、外部人材(船井総研)に依存せず自社の財務知識内製化に向けて立ち位置を変化させ、さらに企業規模拡大に応じて公認会計士を監査役として採用しています。

さらに、金融取引に関しては、自社の財務状況の範囲で今調達できる金額を把握し、自己資金で賄う部分と調達に頼る部分を細分化しています。また、一定の融資金額に来た段階で「停滞」するため、そこを見越して財務管理レベルをUPしたことで、大型調達に成功し、以降は安心して「横綱相撲」が取れたのです。
抽象的であり、イメージしにくい中長期のビジョンを、徹底して短期の「ヒト・モノ・カネ」に細分化し、実行管理できており、それを、経営者やCFOが全体管理できるインフラも持っていたことが成功の要因です。

第三講座 レベル別 明日から取り組む中堅企業化の手引き

第三講座では、第一講座で組織化の成功事例を知り、第二講座で外部人材から見た成功事例分析を知った上で、年商30億円、従業員100人を目指すために実際に実行すべきことについて解説いたしました。

その取り組むべき行動とは以下の3点です。

⒈ アウトソースの手綱を握る「承認フロー」を作る
・優秀な人材を「有象無象」にしないためにも
・まずは、自分の手の届く範囲の回路から始める
⒉ 自社の財務に応じた「タイミングと順番」を理解する
・特にコロナ市況で順番がぐちゃぐちゃになった企業多発
・「財務の8分類」シートを用いた対策をしよう
⒊ 長期目線をぼやけさせない「短期目線」を整理する
・まずは、自社の大切な数字を「1つだけ」決める
・その1つを徹底的に解剖して管理するフローを描こう

まとめ:
本コラムでは、「大型資金調達を実現する組織化×財務戦略」を【戦略財務経営フォーラム】7月例会の内容から抜粋してお伝えいたしました。
本コラムがご購読いただいている皆様の事業成長の一助となれば幸いです。

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【戦略財務経営フォーラム】では今後とも企業価値(=財務的な目線での企業価値)を中長期的に向上させることを目的とし、中小企業が中堅・大手企業に成長する為の各手法を解説して参ります。
次回9月24日(金)の【戦略財務経営フォーラム】では『決算早期化』をテーマに開催いたしますので、ご興味がありましたらぜひお試し参加いただければ幸甚でございます。

◤申込希望の方はコチラのURLをクリック◢
【初回限定】無料お試し参加のご招待!
※備考欄には「9月フォーラム参加」の記載を宜しくお願い致します。
https://www.funaisoken.co.jp/study/055563

※当該フォーラムは、事業会社の経営者・経営陣、また財務経理担当者の方向けに開催されているものです。コンサルティング業の方、士業の方等、お申し込みを頂戴してもご参加をお断りする場合がございますので、悪しからずご了承ください。

◤開催概要◢
日時:9月24日(金)13:00~16:30 (受付12:00~)

場所:コロナウイルス感染症拡大対策のためにオンラインでの開催

料金:初回お試し無料

【この記事を書いたコンサルタント】
金融・M&A支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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