財務トピックス(コンサルタントコラム)

企業が勝ち残るために、おさえるべき財務の3つのポイント

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船井総合研究所は主にマーケティングや人材採用の支援をしておりますが、現場では、財務についてのお悩みをよくお聞きします。

「毎年借入を繰り返している」
「業績がアップし、利益を出しているのに、なぜかお金が貯まらない」

財務の基本がおさえられていないと、業績が上がった時や採用人数を増やしていった時にバランスが崩れ、成長痛のようなひずみが起こることがあります。

しかし、企業の成長ステージによっておさえるべき財務の基本をご存知の方はごくわずかです。

では、企業が勝ち残るためにおさえるべき財務の基本とはどのようなものなのでしょうか。
ポイントは3つあります。

1.経営者が銀行の審査基準を理解している

必要な資金を準備するためには、銀行の審査基準を理解した上で対策を打つことが必要となります。

審査基準を理解することで自信を持って交渉できるようになり、自社に最適な借入の実現につながります。

2.資金繰りと貸借対照表(B/S)の戦略を立てている

必要な時期に資金を準備するためには、資金繰りと貸借対照表(B/S)の戦略が必要となります。

そのためには、資金繰り計画で資金の流れを理解し、B/S計画で資金調達力を把握することが必要です。

3.自社に合った資金管理の仕組みを構築している

資金繰りや業績が日々変化するため、計画達成には早期の問題解決が必要です。

自社で資金管理の仕組みを構築し、問題があればすぐに発見し、対策を講じられる体制構築を行っています。

中小企業の財務では、B/S(貸借対照表)のデザインとキャッシュフローが重要です。勝ち残る会社を作るためには、調達と運用の戦略、すなわちB/Sをどのようにデザインし、お金を貯めていくかという財務戦略を策定することをお勧めします。

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【この記事を書いたコンサルタント】
谷 翔太

大学卒業後、地方銀行に入社。銀行では5年間勤務し、中小企業を対象に法人営業を経験。
船井総合研究所に入社後、企業の成長を財務面からサポートし、企業のステージに合わせた最適な財務提案が経営者から高く評価されている。
近年は、資金調達や金融機関対策の支援だけでなく、財務管理体制の構築の支援にも注力している。

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