財務トピックス(コンサルタントコラム)

【分譲会社向け】新規の銀行取引を成功させる秘訣とは?

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事業規模を拡大するために
「仕入を積極的に行いたい」
「常時保有している在庫数を増やしたい」
と考える分譲事業を営む会社が
直面することの多い課題が「お金」の問題です。

仕入をしたいけど・・在庫数を増やしたいけど・・
これ以上投資をすると資金繰りが苦しくなってしまうという
会社は多いのではないでしょうか。
土地を購入し、その上に建物を建築して売る、というビジネスモデルの分譲会社では
在庫数・販売棟数が増えれば増えるほど発生する立替金の額が大きくなり、
資金繰りへの負担が強くなっていきます。

そのため基本的に銀行と取引を既に開始しており、
資金調達を行っている分譲会社がほとんどかと思います。
ただ、規模拡大のために既に取引のある銀行から更に資金調達をしようとしても
「まず前に仕入れた物件を売ってからでないと次の融資はできません・・」
「うちで融資できるのは同時に3つの在庫分だけです・・」
と言われ、事業規模拡大のために在庫仕入を加速させたいのに調達が上手くいかない
という課題を抱えている会社は多いかと思います。

そんな課題を解決し、調達可能額を増やす手段として考えられるのはズバリ
『取引銀行数を増やす』
というものです。

【銀行選びが1番のキモ】

新しい銀行との取引を開始するとき、皆様はどのようなことを軸に銀行を
選んでいるでしょうか?
「やっぱり規模が大きくて安心のメガバンク!」
「地場で有力な第一地銀!」
と安易に新しく取引を開始する銀行を選んでいる方は要注意です。

たしかに、全国でも有名なメガバンクと取引をすることは
企業の信用力向上に繋がるかもしれません。
しかし、自社が商品を売る時にターゲットを絞るように、
銀行もまた顧客ターゲットを絞っており、
大企業・グローバル企業を相手するメガバンクが、
果たして自社にとって最適なサービスをしてくれるかは、全くの別物です。
新しい銀行を選ぶ際に注視すべきは自社の規模感と各銀行の特性、
そして既存の銀行と取引を新たに始める銀行の関係性です。

以下に取引を始めるべき銀行の特徴をまとめると
✔自社の成長性と比べて規模感の小さい銀行
✔他県へ越境してきている銀行
✔既存行のライバル銀行
上記のような特徴を持つ銀行であれば
銀行から積極的な営業を受けやすく、新規の銀行取引が円滑に進む可能性が高くなります。
そのため、『取引銀行数を増やす』ことを検討している方は
まず、自社がどの銀行から「積極的に売りたい顧客」として
見られているのか考えましょう。

【おわりに】

いかがだったでしょうか。
新しい銀行を選ぶ、ということ一つをとっても慎重に選定をしなければ
上手く取引を開始することはできません。
本メルマガを参考に自社のエリアではどのような銀行が存在し、
どの銀行と取引を開始すれば円滑に進むのかを分析いただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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【この記事を書いたコンサルタント】
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船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
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