財務トピックス(コンサルタントコラム)

CFO(最高財務責任者)とは?日本でCFOが少ない理由は?

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これから、「CFO」についてコラムを掲載していきたいと思います。
よろしくお願いします。

「CFO(シー・エフ・オー)とは何か」

まずCFOとはいったい何でしょうか。

CFOを英語では、Chief Financial Officer(チーフ・ファイナンシャル・オフィサー)。
日本語では「最高財務責任者」、「財務担当役員」などと呼ばれます。

請求書の発行や年末調整、税金の計算や納付などを行う経理職と比較すると、
CFOのポジションは、財務の面から社長を補佐する、経営上重要なポストです。

1970年代にアメリカで誕生したCFOが、日本に紹介されたのが約2000年頃。
(出所:CFOを目指すキャリア戦略 著者:安藤秀昭氏)

しかしながらほとんどの日本の中小企業では、“財務の分野は社長の仕事”という状況が多いのが実態です。

「なぜ日本ではCFOが育たないのか」

日本の中小企業において、“財務の分野は社長の仕事“と言うように、CFOが少ない理由としては、
・資金管理や財務状況などを社内の従業員に対して開示することに消極的。
・日本では同族経営(通称:ファミリー企業)が企業全体の約95%と多い。
・そもそも今まで社長や社長妻、社長母が頭の中で資金コントロールしており、
社内の財務管理体制が整っておらず、財務スキルの承継が困難。
等が挙げられます。

しかしながら、
①家業から事業へ、事業規模拡大に伴い同族経営を見直す必要がある。
②事業戦略を構築していく上でファイナンスの知識は必要不可欠。
③近年では特に事業承継を勘案した経営を行う必要がある。

「船井総研としての取組み」

以上の理由から、社長の右腕として、財務面からバックアップしてくれるような、
第三者のCFOが必要であると船井総研では考え、ご支援先に推奨しています。

会社を大きくしたい社長や
これからも永続的に続く100年企業を作りたいと考えている社長、
財務基盤を強くし安定感ある会社を目指したい社長は、

CFOの育成について、積極的に考えてみてはいかがでしょうか。

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【この記事を書いたコンサルタント】
財務支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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