◤利益が残る◢ 運送会社が実施しているDXの仕組みとは？
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本コラムをご覧いただきありがとうございます。
運送・物流企業を取り巻く環境は、年々厳しさを増しています。
昨年から続く燃料費の高騰は、2022年後半になっても続いており、原価高騰への対応は物流業界の大きな課題です。
また、迫る2024年問題への対応に頭を悩ませている企業も多いのではないでしょうか。
この厳しい状況の中で、これまでと同じように事業を実施したとしても
「同じ額の売上を期待できない」「原価高騰から、利益が残らない」
といった状態を迎えてしまうのは自明です。
次のステージを見据えた事業拡大・永続的な事業存続を目指す企業は、運賃適正化を実施し、
利益の残る仕組み作りをしていかなければなりません。
運賃適正化を実現し、利益を残すために必要なこと
その際、まずは下記の取り組みを行うべきだと言えます。
①荷主企業に対して「運賃交渉を実施する」こと
②経費の「ムダを無くす」こと
③荷主別・配送ルート別の利益率を把握することで「伸ばしどころを見極める」こと
どれも重要な取り組みですが、
・運賃交渉の根拠となる、原価率・利益率の把握が困難
・記帳代行を利用しており、請求書ベースで費用の発生理由を把握できていない
・費用配分ができておらず、こまかな利益まで確認できていない
といった課題が立ちはだかる会社様もいらっしゃるのではないでしょうか。
取り組みを検討しているにも関わらず、そこに踏み出せず頓挫してしまう。
厳しさを増している現在の市況では、その少しの遅れが命取りとなりかねません。
上記の取組みにハードルを感じた場合「経理の仕組みを見直すこと」が必要です。
経理の仕組みがアナログだと、
「月次試算表作成に手一杯で、個別の売上把握までできていない」
「記帳代行を利用しており、どの勘定科目に費用計上されているか分からない」という
課題が発生し、成長の足かせとなってしまいます。
それを解決するのが「クラウド会計を活用したDX化」です。
運賃交渉の鍵はクラウド会計にあり ～運送業勝ち残り戦略～
クラウド会計ソフトを活用することで、経理業務は下記のフローとなります。
【請求業務の場合】
①請求書発行⇒②荷主・ルート別売上把握⇒③仕訳登録・入金管理
それぞれの操作は一元管理され、無駄な転記作業は発生しません。
【支払業務の場合】
請求書受領（電池帳簿保存法対応）⇒仕訳登録⇒部門・荷主別費用計上⇒支払管理
が一元操作で完結します。
経理業務がこれまでの1/2の工数で完了できることに加えて、
荷主・ルート別の売上・利益把握、請求書ベースでの費用把握、電子帳簿保存法への
対応まで可能となるのです。
また、クラウド会計ソフトに蓄積された情報をレポートとして出力することが可能であり、
運賃交渉や事業計画作成など、経営情報として活用することができるのです。
クラウド会計ソフトを活用し、自社の状況を把握したうえで、
その情報を用いた次のアクションを取ることが、厳しさを増す物流業界を生き残るための手段です。
また、クラウド会計ソフトは「2022年度IT導入補助金」の補助対象に指定されており、2年分の利用料金に加え、
システム導入時のサポート費用 最大350万円まで補助を受けることが可能となっています。
クラウド会計の導入は補助金の活用できる今がチャンスなので、是非ご活用いただければと思います。
最後にセミナーのご案内をさせていただきます。
「運送業に特化したクラウド会計の活用方法」「IT導入補助金の活用方法」についての
セミナーを実施いたします。運送・物流企業の経営者の皆様に是非ご参加頂ければと思いますので、
ご興味がございましたらお申込みいただけますと幸いです。
運送会社向け 値上げと利益率アップを実現したDX事例セミナー
運送会社向け 値上げと利益率アップを実現したDX事例セミナー
【セミナー概要】
運送・物流企業を取り巻く環境が厳しさを増す中で、
【運送業に特化したクラウド会計運用】を行うことで
利益UPを実現する方法をお伝えさせていただきます。
【日程】
2022年10月25日(火) 10:00～12:00
2022年10月26日(水) 13:00～15:00
2022年10月28日(金) 10:00～12:00
2022年10月31日(月) 13:00～15:00
【料金】
一般価格 10,000円（税込11,000円）/ 一名様
会員価格 8,000円（税込8,800円） / 一名様
【開催場所】
全日程オンライン配信（Zoom）
※当セミナーは、事業会社の経営者・経営陣、また財務経理担当者の方向けに開催されているものです。
コンサルティング業、士業の方等、お申し込みを頂戴してもご参加をお断りする場合がございますので、悪しからずご了承ください。
船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。
