財務トピックス(コンサルタントコラム)

【大公開!】CFO(最高財務責任者)の中小企業における役割

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「CEO」、「CFO」、「COO」一度は聞いたことがある役職名かと思いますが、実際にどんな役割があるのかご存知でしょうか?それぞれの役職を日本語に直してみると下記となります。

□ CEOー「最高経営責任者」
□ CFOー「最高財務責任者」
□ COOー「最高執行責任者」

“〇〇責任者”と言われても即座に役割を思い浮かべるのは難しいかと思います。
本日は3つの責任者の中でも「CFO(最高財務責任者)」に焦点を置いて、
中小企業ではどのような役割を果たすべきなのかを徹底解説します!

CFOの必要性に「会社の規模」や「業種」は関係ございません。
自社においてCFOに役割を与えることで会社として何が実現可能となるのかぜひ考えてみて下さい。

Ⅰ.CFOとは

「CFO」とは「最高財務責任者」、いわゆる財務担当者のことです。

そもそも「経理担当者」とは何が違うのか?

財務担当者とは「財務管理」をするのか?

色々な疑問が浮き上がってきますが、一つ一つ押さえていきましょう。

「経理担当者とは何が違うのか?」
まず、「経理担当者とは何が違うのか?」。
基本的には経理担当者は経理業務、いわゆる請求書などの伝票を作ったり帳簿への処理を行う方です。既に会社の運営によってお金が動いた時、その後の処理を行うのが経理の仕事です。
「最高財務責任者(CFO)」は経理や会計士・税理士が作成した決算書や試算表等の財務資料をもとに今後の財務戦略を立案する方です。会社の目標とする姿を達成するためには財務的にどうすべきか、社長が経営判断をする際の財務的な判断材料や方向性を示す役割です。
簡単に言うと、出てきた数値を処理するのが「経理担当」であり、その処理された数値をもとに将来の戦略を立てるのが「財務担当者」です。

Ⅱ.中小企業におけるCFOの役割

大企業で「CFO」という責任者がいることは想像はつくが、中小企業において「CFO」は必要ないのではないか?と考える方も少なくはないと思います。しかし、「CFOがいる」か「CFOがいない」か、では会社の「資金繰り面」や「財務状況」、「成長速度」において大きく差が開いてきます。
 
では中小企業ではどのような役割がCFOにあるのか?

「中小企業におけるCFOの役割とは?」
中小企業では主に下記2点がCFOの役割だと言えます。

1.資金調達(金融機関対応、調達戦略)
2.財務管理(財務戦略)

1.資金調達(金融機関対応、調達戦略)
中小企業で言うと多くが金融機関からの調達となりますが、資金繰りのための調達を実施したり、現在の金融時流を踏まえ今後どのような調達をすべきかを検討し実践するのがCFOです。日本や世界の市況とともに金融時流も変化します。今の金融時流においてどのような調達方法が自社には適切であるのか、今後の方向性まで示します。
CFOが資金繰りをみて資金調達と今後の調達戦略まで落とし込むため、社長自身がお金のことを考える時間が削減でき、より本業や経営戦略へ時間をさくことが可能となります。

2.財務管理(財務戦略)
「財務管理」と聞くと売上管理?粗利管理?経費の管理?と色々な項目が浮かび上がってきますが、「PL(損益計算書)とBS(貸借対照表)と資金繰りの予実管理」を言います。期初にPL、BS、資金繰りの計画を作成し、毎月計画値と実績値の検証を実施します。検証の際に、「なぜ計画値より増減したのか?」、「増減した理由はどこにあるのか?」、「次月からより利益を出すには現場でどのような施策が必要であるのか」といった現場レベルのアクションプランまで落とし込みを行います。

直近の計画と中長期の計画を作成し、財務的に今後会社として何をすべきなのか。

投資する際の判断軸として財務的な根拠資料を作成した上で、社長が会社の舵をきります。

会社によってはCFOの役割に多少の違いはあると思いますが、主な項目は以上の2点となります。

①資金調達と②財務管理をCFOが担うことで、もしあなたが社長であれば「より効率的に経営を進めることができる」と感じるのではないでしょうか?

Ⅲ.「今」企業にCFOが必要な理由

今「CFO」の必要性がより高まっています。
 
世間を騒がせている「新型コロナウイルス

コロナ市況に伴い制度融資にて調達を行っている会社も多いのではないでしょうか。
 
そのような皆様、「調達できており、資金繰りが安定しているから」と油断されていないでしょうか

確かに「今」は資金調達ができ、返済の据え置き期間の最中なため資金繰りが安定していますが、据え置き期間が終わる数年後また厳しい状況が始まります。出口の見えないコロナ市況の中、数年後の未来はわかりません。

今から「財務」を見直さなければ、手遅れになり兼ねません。

「業績」や「経営」の判断を下さなければいけない社長以外に、「CFO」という財務担当者を自社におくべきなのではないでしょうか。

Ⅳ.さいごに

本コラムにて中小企業におけるCFOの役割を述べさせていただきましたが、規模や業種にもよると思われる方もいるのではないかと思います。しかしそうではございません。実際に、年商1億円未満ではあるが「CFO」という財務担当者を置くことで成長速度を加速させた企業やコロナ市況下でも「金融期間の提案を鵜呑みにする」のではなく、数年後の戦略の上で金融機関対応をされ「自社に合った調達」をされた企業もございます。

自社でCFOになり得る人材を育てるのも良し。
一旦外部にCFOを置き財務を任せて、将来的に財務担当者を育てるのも良し。
 

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自社の状況に合わせて、外部のCFOを投与することも一案ではないでしょうか。

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株式会社トゥエンティーフォーセブン 元CFO 楢木毅氏 
株式会社船井総合研究所 金融M&A支援部 シニアコンサルタント 宮井秀卓   
株式会社船井総合研究所 金融M&A支援部 財務チーム リーダー 竹村良太

◆第三講座:「企業成長のための番頭(CFO)の役割とは」 
株式会社船井総合研究所 金融M&A支援部 財務チーム リーダー 竹村良太

◆本日のまとめ
株式会社船井総合研究所 金融M&A支援部 財務チーム リーダー 石田武裕

【この記事を書いたコンサルタント】
津川まりな

岐阜県出身、三代続く木材屋の経営者である父のもとで育った。

大学時代は英語で会計学を学び現在に至る。

卒業後、株式会社 船井総合研究所に新卒入社。

入社後は住宅不動産、医療、福祉、オート、物流、といった様々な 業界の財務管理体制構築に従事。

2020年1月より財務・組織再編チームに配属し、組織再編(ホー ルディングス化)支援や、組織再編に伴うファイナンス整備を行う チームの一員として中小企業の経営者様のサポートを実施。

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