財務トピックス(コンサルタントコラム)

2018年5月度 B/S経営研究会 開催レポート

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5月14日月曜日に株式会社船井総合研究所東京本社にてB/S経営研究会の5月度例会を実施致しました。

企業の財務における「調達」と「運用」をテーマとした勉強会として研究会が発足、着々と会員数も増加し続け、今回の例会絵は約60名の経営者、経営幹部の方々にお集まりいただきました。

5月の例会でのテーマは「資金調達の最新時流」についてと題しまして、キャッシュフローを最大化するために各企業が「資金調達方法」、「金融機関交渉」、「財務管理の仕組み」を実際にどのように行っているのかの情報交換とそのポイントの解説を行いました。

第一講座

第一講座では、研究会の会員様が実際に実践した金融機関交渉における成功事例を共有していただきました。

この中で、成功事例が生まれるきっかけとなったポイントは3つあります。
①金融機関交渉における時流の変化
②財務管理体制の構築
③資金調達手法の時流の変化

各ケースの背景や個別事情等はありましたが共通してこれら3つのポイントをおさえることでより良い条件での取引を進めていくことが出来るようになりました。

第二講座

第二講座では、「金融機関交渉で押さえておくべきポイント」を株式会社船井総合研究所の宇畑からお伝えさせていただきました。

交渉を円滑に進めていくためのアプローチとしては、以下2つの手法があります。
① 定量的な根拠を用いて会社の現状を説明していく方法
② 適切な財務体制を構築する方法

これらを明確にすることで会社の数字が同じであっても、金融機関からの見え方が改善され金融機関との交渉が円滑になり、より良い形に取引がシフトした事例を発表致しました。

第三講座

第三講座は、「金融機関交渉を成功させるためにやるべきこと」について、株式会社船井総合研究所の石田からお伝えいたしました。

ここまでの講座は、実際に取り組んだ事例や、交渉を進めるうえで押さえるべきポイントについてでしたが、以下3つのポイントを具体的な手法に落とし込んだ形でお話しいたしました。
① 金融機関取引に関する課題の整理
② どの「定量的な根拠」を使用した交渉を行うべきかの整理
③ 金融機関交渉の戦略・戦術の立案

まとめ

5月例会では、資金調達の事例を具体的な事例を合わせてご紹介させていただきました。
次回の例会開催は、7月13日(金)となっております。

例会中では、「成長企業が知るべき中小規模M&A増加の時流と事例」に関し、企業の成長戦略におけるM&Aと、事業単位での小規模M&A等を取り上げたテーマでの研究会開催を実施します。

【B/S経営研究会 WEBページ】
https://www.funai-finance.com/cash-management

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【この記事を書いたコンサルタント】
財務支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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