財務トピックス(コンサルタントコラム)

決算書ちゃんと読めていますか?
~重要な財務指標を抑えて会社の状況を把握しましょう∼

  • 最終更新日/

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。

決算書を読むことができない経営者が全体の8割にものぼることをご存じでしょうか?
しかし、決算書を読むことができないと
会社が危機的状況に陥っていても気づくことができません。

決算書を読むことができると会社の状況だけでなく、
融資の判断や事業計画の作成を行うことができます。
今一度決算書の読み方を勉強するのはいかがでしょうか?

【決算書からわかること】

決算書を読めるようになると、5つの事を分析することができるようになります。

①安全性
②収益性
③活動性
④生産性
⑤成長性

この中で特に重要なものが安全性です!
例えば、
「売上は十分あるのに、手元に資金がない!」
「買掛金や借入の支払いができない!」
「銀行からの融資がなんで通らないの?」
といった危機を回避することができます!

経営者が最低限押さえておきたい財務指標

上記の5つがわかるようになるために
経営者が最低限押さえておきたい財務指標を5つ紹介します。
この財務指標を抑えることで会社の状況を把握することができ、
現実的な数値を用いて事業計画を立てることができます!

①流動性比率:流動資産/流動負債
1年以内に返済するべきお金を流動資産で賄うことができているかがわかる指標

②借入依存度:借入/総資産
企業か保有する資産のうち、どの程度借入れに依存しているかわかる指標

③売上債権回転率:売上/売上債権
経営取引から生じた売上債権がどのくらい滞留しているかがわかる指標

④債務償還年数:有利子負債合計‐正常運転資金/CF
何年で借入返済できるかがわかる指標
融資の際に重要視される指標

⑤総資本成長率:今期総資本/前期総資本
企業規模が拡大しているかがわかる指標

そもそも、財務指標を理解するためには財務3表といわれる
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の関係性を
理解することが必要です!

3表の関係性を理解することができたら様々な視点からの財務分析を行うことができます!
「損益計算書から何を知ることができる?」
「貸借対照表の資産の額と損益計算書の利益の関係性は?」
「キャッシュフロー計算書はどんな種類があって、どんな目的で作られている?」

といったようなことがわかるようになると会社の財務状況への理解が深まります!
今一度決算書をしっかり読んでみませんか?
自社の財務状況を早いうちに確認しましょう!!

今さら聞けない!決算書の読み方セミナー

<開催概要>
「今さら聞けない!決算書の読み方セミナー」
◆日程:
 ・2022年8月19日(金)10:00~12:00
 ・2022年8月19日(金)16:00~18:00
 ・2022年9月14日(水)10:00~12:00
 ・2022年9月14日(水)16:00~18:00

◆場所:オンライン開催(PCがあれば全国どこからでも参加いただけます)

◆講座内容:
「決算書が読めるようになるメリット」
経営者に必ず押さえておいてほしい財務指標の紹介や、財務3表の関係性について解説します。

◆料金:
 ・一般価格 10,000円 (税込 11,000円)/ 一名様
 ・会員価格 8,000円 (税込 8,800円)/ 一名様

【申込要綱】
会場:オンラインセミナーのためどこでもOK!※PCでもスマホでも受講できますが、PCからの受講をオススメします。
対象:経営者・財務経理担当者※当該セミナーは、事業会社の経営者・経営陣、また財務経理担当者の方向けに開催されているものです。
コンサルティング業の方、士業の方等、お申し込みを頂戴してもご参加をお断りする場合がございますので、悪しからずご了承ください。

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【この記事を書いたコンサルタント】
財務支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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