財務トピックス(コンサルタントコラム)

◤アナログ経理の方必見◢脱アナログ経営を実現するバックオフィスDX化の事例紹介

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いつもメルマガをご覧いただき誠にありがとうございます。

突然ではありますが、皆様、以下のような経理体制に陥っていないでしょうか?
✓ 紙で請求書を管理していて、確認作業が煩雑になっている
✓ 債権・債務の管理を行う際に、紙の通帳を目視して確認している
✓ 会計ソフトと販売ソフトが連動しておらず、重複している作業が発生する
✓ 税理士へ記帳代行しており、社内で会計データを見れない
✓ 月次決算が遅く、業績を確認するのに1か月以上かかる

今回は、上記のような経理体制であったA社がバックオフィスをDX化することで脱アナログ経営を実現した事例についてご紹介いたします。

アナログな経理体制に不安をお持ちの方、バックオフィスのDX化にご興味をお持ちの方は、ぜひ本メルマガを最後までお読みくださいませ。

脱アナログ経営を実現した事例のご紹介

バックオフィスのDX化を実現するために、アナログ経理だったA社が取り組んだことは主に以下の2つが挙げられます。

取り組み➀ クラウド会計導入による経理業務の自動化&工数削減
バックオフィスをDX化する手段として1つ目に挙げられるのが、クラウド会計の導入です。
クラウド会計を導入したことで次のようにバックオフィスをデジタル化することができます。
(1) OCR読み取り機能による自動記帳
伝票や帳票を紙で管理することで確認作業が煩雑になり経理担当者の業務負担が大きくなります。
クラウド会計では、紙帳票をデータとして読み取ることで自動で記帳することができるため、
紙で請求書や領収書を管理していたA社は帳票をデータで管理するようにした結果、記帳作業が減少し経理業務工数の削減を実現しました。
(2) IBとクラウド会計の連携で、債権・債務管理の工数を大幅削減
クラウド会計することによるバックオフィスのDX化方法の一つとして、IBとの連携が可能になることが挙げられます。
IBとクラウド会計を連携させることで、口座やクレジットカードなどでの入出金が自動で会計ソフトに反映され消込処理が効率化することができます。そのため、今までExcelや販売管理ソフトで債権・債務管理をしていたA社が、クラウド会計を導入したことで債権・債務管理を会計ソフトのみで完結させることができ別途管理する手間を削減できるようになり経理業務工数の大幅削減につながりました。

取り組み➁ 販売管理ソフトとクラウド会計の連動による経理業務の重複作業の削減
販売管理ソフトと会計ソフト、どちらにも同じ内容を入力し重複している作業が発生してしまう場合が多くあります。
A社では、販売管理ソフトとクラウド会計をAPI連携で連動させたことで、販売管理ソフトのデータが自動でクラウド会計に反映されるようになりました。結果として会計側での売上データを入力する手間が省略され、重複作業を削減することに成功しました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

上記の取り組みにより、元々記帳代行だったA社が月次試算表の完成に60日から10日になりました。
最後に、まとめとして試算表完成を10日にまで改善した取り組み事項は以下の通りです。

☑ クラウド会計導入により紙帳票のデータ化
☑ クラウド会計導入による債権債務管理の1本化
☑ 販売管理ソフトとクラウド会計の連動による記帳作業の大幅削減

さらに、クラウド会計ソフトは2023年度IT導入補助金の対象になっており、
2023年は費用を抑えて導入ができるチャンスです。

・補助金を活用してクラウド会計導入を検討している
・自社の経理体制に改善余地があるのか知りたい
・販売管理ソフトとの連動ができるか気になる

という経営者の皆様、ぜひ一度、弊社の財務コンサルタントへご相談くださいませ。

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【この記事を書いたコンサルタント】
財務支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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