【webセミナー】まだ間に合う資本性ローンによる財務戦略術
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◆はじめに
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本コラムでは今年1月に開催しました「まだ間に合う資本性ローンによる財務戦略術」の振り返りをいたします。
本コラムにて、セミナーのメインのテーマである資本性ローンについて、導入事例から資本性ローン導入のメリット・デメリットまでお伝えさせていただきます。
まずは本セミナーのメインのテーマとなっております「資本性ローン」がどのようなものかをお伝えさせていただきます。
資本性ローンとは、借入期間中の元金返済が一切不要で、融資を行った借入金は負債ではなく、「自己資本」としてみなすことができるというのが大きな特徴で、その他の特徴としては、業績が厳しい時には金利が下がることや、無担保無保証人の融資制度というのが挙げられます。
資本性ローンの導入により、債務超過の状態から、借入分自己資本としてみなし債務超過を脱することができると同時に、会社の自己資本比率を高めることにより、ほかの金融機関からの評価を高くすることができ、その他の融資を受けやすくすることができます。

また、資本性ローン導入のメリット・デメリットもここでお伝えさせていただきます。
資本性ローン導入のメリット・デメリット
◆メリット
(1)期日一括返済、借入期間が長期
(2)金融機関評価のプラス要因となる
(3) 無担保・無保証人
(4) 新規借入での取り扱い
(5) 株主構成への影響なし、調達コストの損金算入が可能
◆デメリット
(1) 業績連動の金利体系
(2) 返済資金としての利用が不可
(3) 経営状況の定期的な報告
以上のメリット・デメリットの中で特に重要なものを図でお伝えさせていただきます。
◆メリット
・期日一括返済、借入期間が長期

・ 金融岐南評価のプラス要因となる

◆デメリット
・業績連動の金利体系

◆おわりに
望ましい財務戦略の実現のためには、財務分析を行い方針を明確に定めたうえで、金融機関へ適切な手順・方法で情報開示を行うことが重要となります。
コロナ禍においても自社にとって適切な財務戦略を採ることで、好条件での借入は実現可能です。コロナ融資の返済や新たな資金調達に悩まれている経営者様は今一度財務の見直しをされてはいかがでしょうか。
本コラムは以上となります。本コラムでご紹介した成功事例と共に企業戦略をたてる一つの手法となれれば幸いです。
◆ご案内
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財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。