財務トピックス(コンサルタントコラム)

戦略財務経営フォーラム11月例会プレイバック(11月例会振返り)

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年末から続いている厳しい寒さはとどまる所を知らないですが、そんな中弊社の戦略財務経営フォーラムの1月例会が迫ってきました。
そこで、1月例会に先立ちまして本コラムでは戦略財務経営フォーラムの11月例会の振返りをさせていただきます。

11月例会ではコロナ禍による経営環境の変化からM&Aの有用性を説明の上、ゲストスピーカーとして「串カツ田中」貫啓二社長より上場過程およびコロナ禍においての経営戦略についてご講話していただきました。加えて、コロナ禍における財務戦略の好事例企業についてお話しさせていただきました。下記に各講座の詳細について述べさせていただきます。

第一講座のコロナ禍での変化の項目に、

・「事業の集中・管理の分散」から「事業の分散・管理の集中」 (HD化の促進)
・「新卒人材・若手人材の不足」から「高度人材(役員・管理職など)」の不足

のように変化していくと挙げられていました。これらは全てコロナのような有事に備えるためです。例えば、事業の分散は有事において1つの事業に収益を頼っている状態は危険であることから「収益を上げれる事業を複数行う=事業の分散」を行う必要があります。また、前述を踏まえて今後取り組むべきことに投資戦略の再考がありました。コロナの影響により消費者の行動も変容しており、既存の経営戦略では売上・利益が上がりづらくなってきています。そのために、下記STEPで売上・利益を上げる方法を考える必要があります。

・売上アップ・利益アップのためにどこに投資すべきか

・そのための必要な投資額は

・その投資のために必要な資金の調達をどうするのか

加えて、目的とする売上・利益戦略によって取るべき投資手法は変わります。短期的な売上アップ・収益アップを目的とする場合はM&Aを行う必要があります。中期的な売上アップ・収益アップを目的とする場合は設備投資・出店・採用・DX化・コスト 削減(コスト削減にも投資がかかる)を行う必要があります。長期的な売上アップ・収益アップ→・ブランディング・教育を行う必要があり、今の自社に適した投資戦略を考えることが必要です。
 
第二講座で「串カツ田中」貫社長は上場を行った理由で会社を大きくするためには上場が必要だとお話ししていただきました。会社を大きくし続けるためには『ちゃんとした会社にして、労働環境も整えて、会社の与信も高めていく必要がある』と考えられたそうです。
また、串カツ田中におけるWithコロナでの新たな取り組みは

(1)販売チャネルの拡大
(2)テイクアウト・デリバリーの売上割合増加
(3)新業態ビジネスの開始

の3つを行なわれており、外食事業以外の売上を増加を目指されていました。

第三講座ではWithコロナにおける財務戦略について解説しました。地域一番店の中小企業の財務戦略は手元現預金の保持から売上・利益の増加に向けた投資に舵を切り始めており、投資のために現存借入の資金使途区別や投資のための借入を行っています。その好事例として下記が挙がっていました。

事例1
リスケジュール中(破綻懸念先もしくは要管理先)にも関わらず、日本政策金融公庫及び商工中金から合計約70百万円の資金調達を実現できた
要因
1.PL計画だけでなく、「コロナ影響無の資金繰り予測」と「コロナ影響有の資金繰り予
 測」を作成し、借入必要根拠・金額を明確にしたこと
2.コロナ影響を受けた際の施策及び業績回復見通しを説明したこと

事例2
3億円超のリファイナンス提案を受けており、
(1)手元の余剰資金は将来の投資等に充当可能
(2)且つ資金繰り償還からの脱却
という2つの財務課題解決の道筋が描けるようになった
要因
1.現状、手元には余剰資金があり当面の資金繰り不安はなかったが、将来を考慮すると
 今の内に取れる手段をしっかり検討し、金融機関に相談したこと
2.適切な情報開示(試算表・借入明細・固定資産課税明細等)をしたこと

この2事例のように金融機関から自社にとって良い提案を受けるためにはその根拠を示せる資料を作成する必要がありました。

11月例会の振返りはいかがだったでしょうか。現在はコロナ禍でも企業を存続させるためには守りの経営だけでなく、投資などの攻めの経営に舵を切る必要があるということでした。

次回の1月例会は1月21日(木)に開催されます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

【初回限定】無料お試し参加のご招待!
「戦略財務経営フォーラム」
【参加方法】
ホームページよりお申し込み
(以下URLよりお申し込みいただけます。)
※備考欄には「1月参加」の記載を宜しくお願い致します。
>>https://www.funaisoken.co.jp/study/055563

※当該フォーラムは、事業会社の経営者・経営陣、また財務経理担当者の方向けに開催されているものです。コンサルティング業の方、士業の方等、お申し込みを頂戴してもご参加をお断りする場合がございますので、悪しからずご了承ください。

【この記事を書いたコンサルタント】
金融・M&A支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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