財務トピックス(コンサルタントコラム)

売上回復だけでは厳しい!? コロナ後やるべき事業見直し①

  • 最終更新日/

――――――――――――――――――――――
「今後の〇〇〇〇〇」こそが、自社の全てを癒す
――――――――――――――――――――――

本来であれば1964年以来の東京五輪開催に沸いていたはずの日本は、アフターコロナのなかで必死にもがいている最中です。
特に企業においては、顧客の来店・面談…といった行動の前提すらもひっくり返る事態が発生したため、業務を全て見直ししなければならないような、多忙の極みに陥っているのではと推察します。

ところで、皆様は「キャッシュ」に関しても見直しを考えましたか?
コロナ関連で融資を受けて「ふぅ、資金は一安心…」となっていませんか?

・何とか融資を受けられた。これからは売上第一主義で動かないと。
・無利子・無担保の融資はお得なので、借りられるだけ借りる(借りた)。もう大丈夫。
・しばらくは返済のない制度融資を受けることができたので、当面の資金繰りは大丈夫だ。

すべて言っていることは正解であり、これまでの弊社無料WEBセミナーでも「まずは資金繰りのため、借りられるだけ借りよう!それから次の戦略を打とう!」ということをお伝えしてきたのは事実です。
ただし、絶対に忘れてはいけないのは、

受けた融資は必ず返済フェーズが到来し、いずれ金融機関も平時に戻る
平時に戻るまでに、自社の本格的な「見直し・建て直し」が重要だ

という、当たり前だが、今は後回しになりがちな2つの事実です。

今は受けた融資の返済がなく、楽に資金繰りを回すことができるかもしれません。
コロナ影響で一時的に赤字や債務超過が発生したが、元に戻せる見込みがあるかもしれません。
ともすれば、コロナ関係なく業績が過渡期にあった企業も、コロナ関連融資の登場で「波に乗って」融資を受けられたかもしれません。
しかしこれらはすべて、一過性の特別な環境下で起きている「猶予期間」であることを再認識しましょう。

金融機関のことを考えても、今は窓口に融資申し込みが殺到しており、社会的な意義もあって次々に融資の承認を出しているかもしれません。
しかし3年後、いよいよ返済据置きが終了した融資の返済が開始した時、ある企業が返済できないと申し出た場合はどうでしょうか。
おそらく「コロナ市況なので仕方ないですね」とは言われず、厳しい糾弾に合うことは容易に想像できます。

では、平時に戻るまでの見直し・建て直しとは、今すぐに「何に」取り組むことを指しているのか。

それが「今後5年のキャッシュ計画」を計画、毎月検証する体制を作っておくことです。

これまでも弊社金融・M&A支援部では事業計画の策定を行うべきといった内容のセミナーを数多く開催してきましたが、ここでいう今後のキャッシュ計画とは、売上・費用・利益の計画を立てる意味での事業計画とは全く意味が異なります。
これは、
・毎月(毎年)いくら、法人税を納めた後にキャッシュが手元に残り、
・その中からいくら、借りた融資を返済しなければならなくなり、
・結果、自社の財布の中の現預金は増えるのか、減るのか

という、きわめて現実的な資金繰りを基にした中長期の経営戦略のことを指しています。
言わずもがなですが、大きな黒字を記録できる企業は魅力的ですが、資金が尽きて金融機関・取引先・従業員への支払いが滞れば、そこで事業継続することは不可能になります。
そのためアフターコロナの自社の建て直し期には、目先のキャッシュはもちろんのこと、その後も極めてシンプルにキャッシュ思考を貫くことが重要になるのです。

融資、売上回復、費用削減…キャッシュを生み出す方法は様々存在していますが、その1つ1つは検証できているでしょうか。
特に最も即効性の高い、融資取引を見直すことはできているでしょうか。
ぜひ、今一度自社の借入がこの数ヶ月でどう変化したかを見直してみてください。

このコラムではアフターコロナに突入し、建て直しを図ろうとする企業が、どのような順序で何を見ていくべきなのかに関してお伝えしていきます。
第2回のコラムでは、キャッシュ思考を土台に置いた企業が次に確認するべき「貸借対照表」の考え方に関してお伝えします。

―――――
金融・M&A支援部では、2020年7月~8月に無料セミナー「経営改善のための融資見直しセミナー」を開催します。
セミナーでは今回のコラムに登場したようなキャッシュ思考の大切さのほか、具体的な事業見直しのプロセスに関してお伝えします。コンサルタント一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

オンラインセミナーのため、場所を問わずにご参加いただけます。
またご参加者様の名前や顔が他の参加者の方に知られることはございませんので、安心してお申し込みください。 

お申し込みはこちら

【詳細】
「【webセミナー】経営改善のための融資見直しセミナー」(無料
・2020年7月29日(水)13時~14時@WEB
または
・2020年8月5日(水)13時~14時@WEB
(※2日程ご準備しておりますが、内容は同一のものを配信します。都合の良い方にご参加ください)
⇒申し込みはこちらのリンクから:https://www.funaisoken.co.jp/seminar/062689

第1講座
「企業再建を2倍速にする融資見直し術」
株式会社船井総合研究所 金融・M&A支援部
コンサルタント 片山孝章

第2講座
「明日から取り組んで欲しいこと」
株式会社船井総合研究所 金融・M&A支援部
リーダー 石田武裕

【こんな方におすすめ】
・危機対応融資で足元の資金繰りは問題ないものの、今後の再建について考えている経営者の方
・本格的な事業再生には突入していないものの、金融機関とのやり取りが必要だと感じる経営者の方
・コロナ発生後に100社以上の財務相談に向き合ったコンサルタントから「いま」行うべき対策を学びたい方

当日緊急連絡先
070-2278-6418(片山)

(※)当該セミナーは企業経営者および、経営陣の方向けのWEBセミナーとなっております。士業の方、コンサルティングビジネスを営んでおられる方等は、ご参加を頂戴してもお断りする場合がございますので、悪しからずご了承くださいませ。

◎第2回のコラムはこちらから

【この記事を書いたコンサルタント】
片山 孝章

メガバンクの法人営業担当として3年勤務したのち、船井総合研究所に中途入社。 3年の勤務ながら地方拠点・都市拠点の両方を経験し、
スタートアップ企業に対する創業支援融資から、中堅~大企業向けの各種金融業務を学ぶ。 現在は若手担当者ならではの素早く、小回りの利いた対応を心がけることで、 経営者の表面的ニーズのみならず、想いにも寄り添える提案を心がけている。

flag人気の記事
gradeオススメの記事

共に経営者を支援する仲間をご紹介します。

中小企業が次々と資金繰り改善に成功した究極の資金繰り改善策
メルマガ登録
財務面でのお悩みを解決!無料レポートダウンロード
expand_less