財務トピックス(コンサルタントコラム)

◤インフレ下でも増収・増益を達成する財務戦略◢

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いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。

皆様は、インフレ対策としてどのような取り組みをされていますでしょうか?

近年、木材不足によるウッドショックや国際情勢の悪化による燃料費の高騰、円安による輸入品の値上がりなど、売上・利益の縮小を余儀なくされた企業が多くいらっしゃると思います。

日本はバブル崩壊以降デフレが続きました。つまり、現在30代~40代以下の方が経営している中小企業にとって、インフレは初めての経験になるのではないでしょうか?

コロナに始まり、原油高騰やウッドショックが騒がれる昨今だからこそ、インフレ対策に柔軟に対応し適応できるか否かが企業の存続、数年後の成長を左右します。

そのような時流の中で、企業がすぐにでも取り組むべきポイントはインフレに対応した自社の財務戦略を構築することだと考えます。
今回はインフレ対策としてなぜ財務戦略を構築することが即時に取り組むべきことなのか、また、財務戦略を通じた具体的なインフレ対策法についてお伝えいたします。

財務戦略の構築が必須である理由とは?

なぜ、インフレ対策として財務戦略の構築が必須なのかご存じでしょうか?
それは、財務戦略を構築することで、インフレを加味した業況悪化や手元の資金の将来推移を即時に把握し先手で対策を実行できるためです。
インフレ下で利益を出すには、以下の3点が必須となります。

・仕入価格が上がっても利益が出る収益力
・原材料が不足しても仕入ができる仕入力
・それらを観測できる体制

これらを実現するには、仕入価格の上昇や仕入状況をいち早くキャッチアップし、事前に対策を打つことができるような財務基盤を固めることで、インフレの原因となる原油などの高騰にも事前に把握し即座に対応できるようになります。

財務戦略を通じた具体的なインフレ対策

では、戦略を構築し事前に状況を把握した後、実際に自社でどのような対策を打つことができるのでしょうか?
今回は、実際に他社で実施されたインフレ対策を2つ挙げさせていただきます。
①利益の取れる事業へ注力する
②潤沢な在庫を確保し、販売機会を獲得

また、これらの対策を実施するため金融機関の協力を得ながら進めることでインフレ下での増収・増益の実現へと近づいていきます。

いかがでしたでしょうか。
今回は、財務戦略の構築がインフレ対策として必須である理由と具体的なインフレ対策について解説させていただきました。ご紹介させていただいているDLレポートには、インフレ下での財務戦略を構築するために必要なアクションプランや成功事例について詳しく内容が記載されておりますので、是非ご一読いただければと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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【この記事を書いたコンサルタント】
財務支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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