財務トピックス(コンサルタントコラム)

◢◤事業計画書 作成・活用できていますか?◢◤
~自社の航海図となる事業計画を作成するために~

  • 最終更新日/

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。

経営者であれば一度は「事業計画書」の作成を試みたことがあるのではないでしょうか?
しかし、実際に経営に活用できていないという方は少なからずいらっしゃいます。

「事業計画を作ってみたは良いものの、経営に落とし込めておらず絵に描いた餅で終わってしまう…」
「毎年予算計画と実績に乖離があり、計画があまり意味を成していない…」
「投資や資金調達を見据えた事業計画を作りたいが、やり方が分からない…」
など、同じようなお悩みをお持ちの経営者の方も多いのではないでしょうか?

今回は、事業計画を活用されたことで経常利益赤字から1年で黒字化を実現し、さらに次なる投資に踏み切ることができたA社様の事例をもとに、事業計画の正しい作り方・活用方法をお伝えします。

◤A社が事業計画の活用に成功した理由とは?

A社様が事業計画を活用に落とし込めていなかった要因として、
①売上・営業利益計画のみを立てており、毎月の資金繰りを把握したり、適切な資金調達・投資のタイミングを図ることはできていなかった
②全社の事業計画と現場の売上目標の棲み分けが出来ておらず、計画数値が現実とかけ離れてしまっていた
③事業計画が経営陣だけで把握する数値となっていたため、現場に落とし込めていなかった

ことがあげられます。

では、A社様はどのように事業計画を経営に落とし込んでいったのでしょうか?

①P/L計画だけではなく併せてB/S・CF計画を立てることで、投資(資金調達)を見据え、目標財務数値から逆算して必要な売上・利益を可視化した
②事業計画を絵に描いた餅で終わらせないよう、事業計画書を基に毎月試算表と照らし合わせて予実管理を行い「業績分析→施策決め→行動」のPDCAを回すことで、期中で決算に向けての軌道修正を行った
③部門長に現場を巻き込んで進捗管理・改善施策の立案を行っていただいた

上記の取組をすることで、現場の数値意識レベルが向上し、売上・利益共に過去最高を記録し赤字を脱却できただけではなく、会社の財務をP/L・B/S・CF面から捉え投資や資金調達計画を立てることができたことで、10年後の会社の将来像を見据え数値をもっての経営判断が可能になりました。

皆さまにもぜひ、この変わりゆく時代の中で成長する会社となっていただくべく
事業計画を作成し、経営へ活用いただきたいと思っております。

◤経営に活用できる事業計画を作成するには…

経営に活用できる事業計画を作りたい!とお考えの経営者様へ、
「【年商10億を目指すための】事業計画作成セミナー」をご紹介させていただきます。

本セミナーでは、事業計画の具体的な作成方法のほか、事業計画の活用戦術・事例を詳しくお伝えさせていただきます。
・市況の先行きを見据えて事業計画を策定したい
・年商10億の壁を中々超えられない…
・年商10億は超えているが、事業計画作成術
・活用方法を基礎から勉強したい
とお悩みの方に是非ご参加いただきたく思っております。

少しでも興味のある方は、是非お申込みくださいませ。

お読みいただき、ありがとうございました。

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【日程】
・2022年9月7日(水)10:00~12:00
・2022年9月7日(水)16:00~18:00

【講座内容】
◆講座内容:「事業計画作成・活用方法」自社に落とし込む事業計画の具体的な作成手法から、
事業計画の活用方法について黒字化や営業利益増加につながった会社様の成功事例をお伝え致します。

【申込要綱】
会場:オンラインセミナーのためどこでもOK!※PCでもスマホでも受講できますが、PCからの受講をオススメします。
対象:経営者・財務経理担当者※当該セミナーは、事業会社の経営者・経営陣、また財務経理担当者の方向けに開催されているものです。
コンサルティング業の方、士業の方等、お申し込みを頂戴してもご参加をお断りする場合がございますので、悪しからずご了承ください。

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【この記事を書いたコンサルタント】
財務支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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