財務トピックス(コンサルタントコラム)

【セミナープレイバック】年商10億円を超えたら必須の資金繰りセミナー

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本コラムでは2021年5月24日、6月3日に開催しました
「年商10億円を超えたら必須の資金繰りセミナー」
の振り返りをいたします。
セミナーにご参加できなかった皆様にもセミナーで紹介した事例を用いて、年商10億円を超えたら必須の資金繰りのポイントを一部ご紹介します。

①年商10億円を超えたい会社の「財務課題あるある」

年商10億円を超える会社の「財務あるある」として
年商11億円の事業会社・A社が直面した財務事例について紹介します。

【当時の概況】
A社社長は大手上場企業出身、有名大卒の「キレキレ後継社長」で、
初代からの事業加え、新規に不動産事業にも進出し、売上が急激に伸びていました。しかも、財務基盤も優秀であったため、大手銀行からも多額の融資提案を受けていました。

【A社が陥ったあるある失敗】
新規事業も順調に伸び、5,000万円以上の黒字を出すも、おカネが減り続ける事態が発生。そして、減ったおカネを補填するため、無理に別の融資で借換を繰り返していました。

そのような状況でも、なぜか銀行は「いい業績ですね!」という評価をしており、社長の肌感覚とは、まったく違う反応に違和感を感じる日々。結果、年間の借入返済額が、気づけば1億円を越えていたのでした。

②年商10億円を超たい会社に必要な具体的財務手法

会社経営において財務管理体制にはステップがあります、
次の図において、年商10億円を超える会社はレベル3~4だと
良い基準と言えるでしょう。
では、具体的にはどのように財務管理のレベルをあげるのか、説明します。

財務管理のレベルアップは「カレー作り」の工程に似ています。

カレー作りをする際は
STEP1 冷蔵庫の中には何が入っていて(素材)を確認
STEP2 どんな味・どんな辛さにしたいのか(ゴール)をイメージ
そのあとに料理をするかと思います。

財務管理も全く同じプロセスであり、
STEP1 まず社内にどのような数字(素材)を管理しているのか確認
STEP2 どのような数字を見たいのか(ゴール)をイメージし、管理表を作成
という流れで、シンプルな思考が重要です。

A社では、借入状況をリアルタイムに把握するための仕組みがなく、
自社の借入状況が経営状況と見合っているのか判断することができていませんでした。
そこで借入状況をリアルタイムに把握するため、借入時に銀行から共有される借用証書(素材)を集め、そこから毎月の返済額を把握するための借入明細を常時作成しました。

図表

③財務にデジタルの時代が到来

これまで借入状況の把握がないがしろになっていたことにより
銀行への返済額が多額になり、資金繰りが悪化していたところ、
まずは銀行への返済状況を可視化する体制を整え、その後課題の特定・解決をしたA社の事例を紹介しました。

実は、A社は返済状況を可視化する際にクラウドサービスを活用することで、
リアルタイムな返済額の把握と、入力の手間削減を実現しています。

財務のデジタル化は着々とすすんでおり、年商10億円を超える企業にとって、デジタル化はすすんで活用すべき手段であるといえます。ぜひ、皆様もデジタルを活用して自社財務のパワーアップに取り組んでみてください。

船井総研財務では資金調達・財務管理をはじめとする財務戦略の立案・実行のお悩みを随時お受けしております。お申し込みは以下URLよりお申し込みください。
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【この記事を書いたコンサルタント】
金融・M&A支援部

船井総研の財務コンサルティングは、企業の業績アップを「資金と管理面」からバックアップする実行型コンサルティングです。
財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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