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財務の基礎知識

財務体質

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1.財務体質とは

財務体質とは会社の財務の基本的な状況のことです。

一般に負債が少ない自己資本比率が高いほど財務体質がいいと言われています。

財務体質が良くなると経営を安定的に行うことができたり、銀行から資金調達をしやすくなったりして成長のための積極的な投資を行いやすくなります。

反対に財務体質が悪いと資金繰りが不安定になったり銀行から資金調達ができなかったりして投資を行いにくくなり持続的な成長を達成することが難しくなります。

財務体質を良くするために自己資本比率を高めることはいいのですが、一方で多くの経営者が陥る罠があります。

それは自己資本比率を高めることにこだわりすぎて成長の機会を逃すことです。

どういうことかというと自己資本比率を高めることにこだわりすぎると経営者は自己資本比率を高めるためになるべく借入をしないようにします。

そうすると成長に必要な投資を抑えるようになります。

その結果、企業の成長が鈍化もしくは退化し、結果的に企業の永続性が損なわれるということが起こります。

経営の安定性を高めるために自己資本比率を高めていたのが、必要な投資を抑えたことで企業の稼ぐ力が低下し結果、経営が不安定になり永続性が損なわれてしまうのです。

2.企業の永続性を損なわないための3つのポイント

では、そうならないために気をつけるべきポイントが三つあります。

一つ目は、まず5年後の会社のなりたい姿を決めることです。

そして、その目標達成に必要な投資を検討すること。

そして三つ目がBS計画を作成し、投資によりBSがどのように変化をするかを把握することです。

BS計画とは年次でBSがどのように推移するかを予測したものです。

投資によりBSがどのように変化するかを把握することで計画的に投資を行うことができ、企業を持続的に成長させることが可能となります。

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