『bixid』とは?~経営課題を可視化する方法と事例紹介~
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1.中小企業の経営者が抱える会計の現状
経営者の皆様、「これまで順調に成長を続けてきたが、なぜか資金繰りが上手くいかない」と感じることはありませんか?
中小企業において会計面を経営者自ら、もしくは経理担当者が管理されているケースが多くあります。しかし、中小企業の会計や財務に関して現在以下のような特徴が多く見受けられます。
✓ 決算書作成に関しては税理士先生に任せており、あまり会計に関われていない、、、
✓ 利益が出ているのになぜか資金繰りが厳しい、、、
✓ 資金繰り予測をやりたいがなぜか上手くできない、、、
本業で忙しい経営者だからこそ、こうした特徴が見受けられます。
現状から脱却し利益やお金が残る体制を構築できるようにするために、中小企業の経営者は財務体制構築に必須の会計や財務知識を補完する必要性があります。
本コラムでは、会計や財務に関する知識を補完し経営状況や将来予測を可視化できるクラウド会計サービス「bixid」について事例を交えてご紹介いたします。
2.「bixid」導入による3つのメリットとは
「bixid」とは組織目標を達成するための『経営特化型クラウド会計サービス』です。
特徴としては経費分析や経営計画、KPI管理を自動で出力できることや、クラウドであるためいつでもどこでもデータをチェック可能な点などが主に挙げられます。このような特徴を持つ「bixid」を導入することで、経営者の意思決定に役立つ3つのデータを可視化することができます。
〇経営状況の可視化
「bixid」では1から会計データを入力していくのではなく、他の会計ソフトと連携しデータをアップロードすることで経営状況を可視化していきます。そのため、自社で導入している会計ソフトが「bixid」に対応しているかが重要となってきますが、「freee」や「勘定奉行」など40会計ソフト以上と対応しているため多くの企業が「bixid」の導入対象となります。さらに、他の会計ソフトからデータをアップロードし経営成果を可視化した上で下記3点のような要因分析を行うことで、今まで勘や経験で把握していた経営成果の要因をデータ上で分析することができます。
①月次予算と実績の可視化と比較による成果の要因分析
「bixid」では、会計ソフトから会計情報を取り込むことで月次予算と実績がそれぞれ経営結果として表示されます。また、予算と実績を比較する機能があるため予算と実績が乖離している場合の要因を分析し、課題や問題点の発見につなげることができるようになります。
②KPI管理による経営課題の明確化
「bixid」内に「KPI管理機能」というものが搭載されており、目標達成に向けたプロセスをKPIとして設定し管理することで経営課題を顕在化させることができます。さらに、部門内で設定したKPIや個人ごとのKPIを設定することで行動管理ができるだけではなく部門ごとでのKPI達成の意識向上を促進することが可能となります。
③スマホでの可視化
従来の会計サービスと異なり、スマートフォンアプリとして携帯でも「bixid」を利用することができます。そのため、クルマや新幹線での移動中でもスマートフォンを用いて経営状況をすぐに把握し迅速な対応を取れます。
〇将来ビジョンの可視化
会計ソフトから取り入れたデータをもとに月次予算や年次予算を策定することで、具体的なアクションへ落とし込み実現可能性の高い将来計画を作成することが可能となります。
〇キャッシュの可視化
「bixid」ではPL・BSの情報だけでなく借入情報も管理できるためいつ出金があるのか、また、借入をしても問題ないのかを判断しやすくなります。つまり、正確な資金予測と予実管理を実現し安心・安定の経営基盤を構築していくことができます。
3.『bixid』を活用した事例紹介
上記のメリットを踏まえた上で、ここからは実際に「bixid」を導入した事例について2つご紹介させていただきます。
事例①:利益が出ているのになぜか資金繰りが厳しい
毎月利益が出ているのに資金繰りがなぜか厳しいタイミングがある企業も少なくないと思います。
そのような状況下にあったある企業において、「bixid」を導入し過去のお金の推移を下記のグラフのように可視化し現状を確認したところ、銀行が過去の決算情報のまま当座貸越の枠を設定していることが判明しました。
資金繰りが厳しい理由が判明したことで、結果として直近の財務状況を基にメインバンクが当座貸越枠を適正枠に増枠することができました。
「bixid」ではこのようにお金の動きを可視化することで資金繰りが厳しい要因を把握できるようになります。
事例②:コロナが続いた時の資金繰り予測と収束に向かう時の資金繰り予測をシミュレーションしたいが、やり方が分からない。
コロナ融資の据え置き期間が終わり、返済が始まる中で会社の資金繰り状況を事前に把握し将来の予測ができる財務体制を構築することが今後必要となってきます。
ある企業では、以下の計画のように楽観計画・普通計画・悲観計画といった3つの事業計画を作成し、複数のパターンを予測して対応を進めていくといったシミュレーションを行うことで資金繰り予測を実行しました。このように、先行きの難しい将来計画を複数の計画でシミュレーションをすることで結果として資金調達の金額やスケジュールを明確にすることができました。
4.最後に
いかがだったでしょうか?
今まで本業に専念し会計に関しては税理士先生に任せていた経営者にとって、自社で経営状況を把握し将来の資金繰り予測が見られる「bixid」に興味を持っていただけたのではないでしょうか?
経営の意思決定に役立つ会計や財務知識を補完する役目として「bixid」を活用することで、利益やお金が残る体制を構築しさらなる企業成長を目指していければと考えます。
また、「bixid」を導入してみたいが上手く使いこなせるか分からない方がいらっしゃれば、弊社にご相談いただけますと幸いでございます。