財務トピックス(コンサルタントコラム)

ドラフト会議からみる北海道日本ハムファイターズの経営戦略

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皆様こんにちは。
船井総合研究所金融財務支援部の堀口と申します。
いつもお読みいただきありがとうございます。

10月、11月というのは組織が大きく動くという会社が多いと思います。
この季節に私がとても楽しみにしていることがあります。
それはプロ野球のドラフト会議です。
場所は弊社の経営戦略セミナーでも使用する、グランドプリンスホテル新高輪。
高校生、大学生はプロ志望届が必須であり提出者の中から球団が選手を指名していきます。
※社会人は提出しません
この1日で1人の選手の人生が大きく変わります。
今年も多くのプロ野球選手が誕生しました。

日本経済新聞引用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36918540V21C18A0000000/

その中でも今年の甲子園は秋田の金足農業高校の躍進がクローズアップされていました。
最速152kmのストレートとパフォーマンスで一躍時の人になった吉田選手。
秋田県勢が決勝に進むのは103年ぶりの快挙でした。
私のお付き合い先でも秋田のお客様がいらっしゃるのですが、金足農業の試合が行われているときは県民の皆様は手を止めてテレビで応援していたと聞きました。

秋田県の経済効果はなんと104億円とのことです。
凄いですね・・・
そんな吉田選手は1位指名で北海道日本ハムファイターズに交渉権が確定しました。

先日の記事にも記載させていただきましたが、選手の契約金は資産計上されていきます。
恐らく吉田選手の契約金は推定1億円越えかと思われます。
球団は選手が資産になるので資産計上を行いますが、グッズ販売等を勘案すると大きな経済効果を生みだしそうです。
保有資産以上に価値が出そうですね。

日本ハムの方針はその年の一番良い選手を指名する。と報道されていますね。
日本ハムは生え抜きが多く活躍している球団なので、運営が非常に上手だと思います。
外から選手を獲得する場合は移籍金だけでも数億単位のお金が動きます。
この経営手法は畑は違えど、どの業界にも共通することではないでしょうか。
吉田選手の活躍を楽しみにしつつ、日本ハムの経営にも注目してみると面白いかもしれません。

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【この記事を書いたコンサルタント】
財務支援部

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財務指標をただ算出してその上下を評価するのではなく、それらの指標をどのように経営判断、投資判断材料とするのか、持続的な成長を支える為に必要な資金調達額を最大にするための施策を検討、実行します。
攻めの投資を実現する際に最も大切なことは、その1期のみ最大の成果を出せることではなく、持続的に最大限の成長を継続することです。
それを資金面から実現する戦略をデザインします。

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