財務トピックス(コンサルタントコラム)

滋賀県信用保証協会 新保証制度を開始 近畿税理士会と組み

滋賀県信用保証協会の短期継続融資枠の拡大

 

滋賀県信用保証協会(大津市)は近畿税理士会と連携し、2018年10月から中小企業向けの短期継続融資保証「ケイゾク(税理士連携枠)」の取り扱いを始める。従来の保証制度に比べ税理士が関与することで保証限度枠を1000万円から3000万円に増やし、保証料率を0.1%割り引く。

 

(2018年9月26日 日本経済新聞 電子版よりhttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO35782090W8A920C1LKA000/

 

短期継続融資とは企業が存続する限り、経常的に必要となる運転資金を、1年以内の期限を設定して手形貸付等により融資するものです。

期限に返済するのではなく、期限での書替を前提とした融資で、別名ベタ貸、コロガシといわれる融資です。

 

短期継続融資は運転資金(売上債権+在庫ー支払債務)の範囲内で融資を受けることがセオリーですが、保証限度額1000万円では運転資金を賄いきれない声が強く、限度額増額に至ったのだと思います。

 

しかし、ここで私がお伝えしたいことは、「信用保証協会の保証限度枠はセーフティネットの役割を担っている」ということを忘れないでもらいたいということです。

 

具体的には、経常的に必要となる運転資金は信用保証の付かないプロパー融資での調達を第一に考え、金融機関と交渉しましょうということです。プロパーの限度額を超えて初めて、補完的に上記のような制度利用を検討するべきです。

 

金融機関が勧めるからと言って、安易に制度を利用してしまっては、本当に必要な時にセーフティネット枠を使えない可能性が出てきます。上記の交渉・借入の順序を念頭において、自社主導型でお金を借りていくように意識していただければと思います。

【この記事を書いたコンサルタント】
石田 武裕

政府系金融機関にて10年超、融資営業・審査一体となった業務を経験した後、船井総合研究所に入社。
300社超の企業経営者に対する課題解決に向けた融資営業・審査業務を通じ、多岐にわたる業種の財務分析・審査・金融商品等に関する豊富な知識・経験を有する。
経営者の夢に寄り添いながらも、徹底した現場主義を貫き、企業経営者、従業員とともに汗をかいて支援に取り組むことをモットーとしている。

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