財務トピックス(コンサルタントコラム)

次々と表面化するスルガ銀行の実態

皆様こんにちは。

いつもお読みいただきありがとうございます。

船井総合研究所金融財務支援部の堀口です。

 

前回に引き続き、スルガ銀行のその後について見ていきたいと思います。

8/21の日本経済新聞の記事にスルガ銀、不適切融資1兆円 書類改ざんなどという記事が掲載されていました。

 

以下引用: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34398450R20C18A8MM8000/

 

シェアハウス投資に絡む不正融資を巡り、スルガ銀行の第三者委員会が実施した調査の概要が21日、分かった。審査資料の改ざんなど不適切な行為に基づく融資が1兆円規模にのぼるとした。スルガ銀は第三者委の調査結果を受けて、経営責任の明確化を含めて抜本的な体制刷新を迫られる。

同行は地銀のなかで突出して高い収益率で知られてきたが、無理を重ねていた実態が改めて浮き彫りになった。長引く超低金利や地域経済の地盤沈下は地銀の経営を圧迫している。過剰なノルマが不適切な融資を誘発する懸念は他の金融機関にもある。

地銀のなかでも突出して高い収益率で知られてきたがスルガ銀では不適切な手続きによる融資が横行していたが、財務内容の悪化に直結するわけではない。審査で不適切な行為があっても、融資先のアパート経営は順調な例も多いためだ。同行は6月にシェアハウス以外の投資用不動産融資が焦げ付くリスクに備えて2018年3月期に155億円の貸倒引当金を追加計上。18年4~9月期に実施する資産の自己査定で、さらに詳しく調べる方針を明らかにしている。

 

かぼちゃの馬車を巡る不正融資問題、住宅ローンを巡る暴力団関係者への融資等次から次へと問題が表面化してきていますね。

高い収益率には銀行のずさんな経営があったとしか言いようがないですね。

銀行本体が何年も前からこのような状態だったのでしょう。

担当者のノルマというよりはそれを見て見ぬ振りした経営職層に大きな問題があると感じます。

1兆円規模という数字は前代未聞ではないでしょうか。

やはり地方銀行の後退がとどまらない現在、このような不祥事は信頼を失うだけでなく企業の存続に関わってきます。

スルガ銀行と言えばプロサッカーの協賛を行うなど、世間的には非常に認知度の高い金融機関です。

今回の1件で地元の支援者達からも大きな信頼を失い、スルガ銀行を選ぶ人は少なくなるでしょう。

金融機関というものは信用、信頼で成り立っていることを痛感させられますね。

地方銀行出身者として、このような不祥事が続かないことを願うとともに、今後の動向について見守っていきたいと思います。

【この記事を書いたコンサルタント】
堀口 拓矢

地方銀行に入行後約2年半、中小企業向けの融資営業に従事。
500社以上の中小企業のオーナーと相対し、多岐にわたる課題に対して、顧客目線での解決に向けたソリューション提案を行ってきたことが強み。常に経営者目線を追及し、経営者とともに成長することを信念としている。現在は前職での財務の知識を中心に、経営者と同じ方向性を見ながら企業の成長過程をバックアップしている。

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