財務トピックス(コンサルタントコラム)

株式投資型クラウドファンディングと地方銀行のこれから

皆様こんにちは。

船井総合研究所金融財務支援部の堀口と申します。

 

今回は「株式投資型クラウドファンディングと地方銀行のこれから」について触れていきたいと思います。

ベンチャー企業の新たな資金調達手段である「株式投資型クラウドファンディング」開始から1年半-。

この手法を使った資金調達が加速しています。

 

※株式投資型クラウドファンディングとは?

非上場株式の発行により、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集める仕組みです。

 

金融機関から借入は行わず、株式投資型クラウドファンディングで資金調達を行うことによって会社の資本は増加し、

それに伴い金融機関の融資枠も空いてきます。

金融機関を一切仲介しない、新たな借入手法であると言えます。

当然であるが、金融機関の借入は資金使途、必要金額を行内で会議を行ったうえで融資を行っています。

基本は必要以上の融資はしないというスタンスである。

ベンチャー企業の場合、爆発的なスピードで成長することを掲げる上で金融機関からの借入はあまり魅力的ではないと市場は感じているのではないでしょうか。

特に創業融資に関しては顕著に感じ取ってもらえるのではないかと思います。

手間(提出しないといけない書類)もコストも要する上に、金額は限られていることが多い・・・金利も高い・・

「希望の金額が金融機関から承認が下りなかった。どこで借入しよう・・・」

中小企業ではよくみられる光景で、私たちもこの相談をお客様からよくいただきます。

スピードも早く、金額も大きく借入できる株式投資型クラウドファンディングはベンチャー企業には魅力的に映るのではないのでしょうか?

地方銀行はベンチャー企業の地方への誘致に積極的であり、今後株式投資型クラウンドファンディングでの資金調達が加速することによって窮地に陥るのではないかと思います。

金融機関独自での取り組みも始まっていますが、まだまだ改善余地があるのではないかと思います。

 

今朝の日経新聞のトップ記事にもなっていたがスタートアップ企業が、成長資金の確保や市場開拓を狙って大企業による買収を選ぶケースが前年同期比3割増えているというのも地方銀行にとっては痛手なニュースではないだろうか。

大企業の傘下でグループ間での資金調達を行う場合、地方銀行の出番はほぼないに等しいのではないだろうか?

融資チャンスを逃すだけではなく、今後の地方銀行の動向にも注目していきたいと思います。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXLASGD02H2S_S6A101C1DTB000/

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO32033000Q8A620C1MM8000/

参考記事:日本経済新聞より

【この記事を書いたコンサルタント】
堀口 拓矢

地方銀行に入行後約2年半、中小企業向けの融資営業に従事。
500社以上の中小企業のオーナーと相対し、多岐にわたる課題に対して、顧客目線での解決に向けたソリューション提案を行ってきたことが強み。常に経営者目線を追及し、経営者とともに成長することを信念としている。現在は前職での財務の知識を中心に、経営者と同じ方向性を見ながら企業の成長過程をバックアップしている。

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