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財務の基礎知識

設備投資資金 ~財務の基礎知識~

設備投資資金とは

設備投資資金とは企業において土地、建物、機械など長期の使用に耐えうる生産設備の購入に用いられる資金のことです。


経営の安定性の観点からは設備資金は原則的には自己資本による調達が望ましいとされていますが、日本の中小企業では長期他人資本、特に銀行からの長期借入金による調達の比重が大きくなっています。


実際、ある程度の金額以上の設備投資となると銀行からの借入により資金を調達している企業が殆どです。


設備投資資金を調達することで生じる失敗例

企業が成長していく上で多くの企業が設備投資を定期的に行っていく必要がありますが、その資金を銀行から調達することで経営の現場でよく起こる失敗があります。


それは投資後に資金繰りが苦しくなることです。


資金繰りが苦しくなる原因は大きく二つあります。


一つ目は借入期間が短くて毎月の返済負担が大きいこと。


二つ目は想定していたよりも収益が上がらないことです。


投資前は資金繰りに余裕があった企業も投資後にこの二つの要因が重なると一気に資金繰りが悪化するケースが少なくありません。


設備投資時の注意点

では、そうならないためには設備投資時に何に気をつけるべきなのでしょうか。


ポイントは三つあります。


一つ目は投資により生み出される収益で返済ができるか、投資前にシミュレーションを作成すること。


設備投資はその投資によって生み出した収益によって借入の返済を行っていかなければいけません。


収益で返済ができるかを投資前にしっかりとシミュレーションを作成する必要があります。


二つ目は返済期間をできるだけ長期にし、返済額を抑えることです。


返済額を抑えることで資金繰りに余裕を作ります。


もし、収益を順調に生み出すことができた場合、お金が余ってくるので繰り上げ返済をすることは容易ですが反対に期間を短く設定してしまい、収益が思ったよりも上がらなかった場合は返済期間を伸ばすということは銀行との交渉においては簡単にできることではないので、できるだけ借入時に期間を長くしておくことが重要です。


そして三つ目は収益予測を保守的に行うことです。


収益予測が甘いと想定を下回る収益だった場合、一気に資金繰りが苦しくなります。


収益予測を保守的に行うことで上手く収益が上がらなかった場合でも資金繰りを安定して回すための対策を事前に検討することができます。


この三つのポイントを押さえて設備投資を計画的に行っていくことが重要です。


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